アート・デザインクロッシング vol.2
- 定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
現在なお,いかにして芸術作品の展示は可能か。まちと美術の関係,美術館の可能性と限界,障害とアートといった観点から,従来のハイ・アートの展示手法とは異なった仕方で作品を展示させる新たな試みについて,芸術展示の第一線で活躍する論者3名との対談形式により行われた議論の成果を示す。 (さらに…)
愛と性の政治学
- 定価 2,860円(税率10%時の消費税相当額を含む)
愛と性を管理しようとする父権制という権力構造は,魔女・娼婦・じゃじゃ馬・天使・女神などの女のレッテルを生み出した。本書は,シェイクスピアの描いた男女・家族の愛と性が,いかに〈政治〉と関係しているかをジェンダーの視点から探り,21世紀に生きるシェイクスピアの女と男を描く。 (さらに…)
エンカウンター・グループ
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,仲間関係(既知集団)を対象としたエンカウンター・グループのグループ・プロセスとファシリテーションの公式化を試みたものである。著者は,グループ・プロセスを理解するために「スケープ・ゴート構造」に着目し,「加入」および「共存」のプロセスを明確にしている。また,ファシリテーション技法として「ひとり二役の自己開示」および「違い(個別性)への働きかけ」を強調し,仲間関係の発展を図式化して提示している。 (さらに…)
数理点景
- 定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,九州大学理学部数学科の高校生向け説明会で使われた,和算書収録の図形的問題などを題材に,高校生程度の数学(多項式,平方根,三角関数,弧度法)の知識を駆使すれば,話題の流れに沿って数学をダイナミックに展開できる様子を物語るものである。若い人たちに数学研究の実態とその魅力を垣間見せることができよう。 (さらに…)
Policy Analysis in the Era of Globalization and Localization
- 定価 8,250円(税率10%時の消費税相当額を含む)
九州大学政策評価研究会が海外に向けて発信する英語論文集の第3弾。本書は,グローバル化とローカル化の時代の到来が強く認識されて以来,未だ十分に解明されたとは言い難い政策諸問題に対して多様な接近を試み,アメリカの経済政策,日本の金融行政,環境・エネルギー政策,市町村合併問題,国際環境政策,政策評価問題などを論じる。 (さらに…)
土砂災害の警戒・避難システム
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
豪雨による土砂災害に対して,最新の危険度予測と実用的な警戒・避難システムを目的に,研究開発を行った成果。研究者を始め広く地域住民,行政,民間産業などにとって実際に役に立つ有用な内容であり,地域の防災システムづくりに多大な貢献をする。 (さらに…)
フランス・ルネサンス王政と都市社会
- 定価 5,940円(税率10%時の消費税相当額を含む)
近世初期のフランスにおける,王権と「良き都市」リヨンの関係,そしてその変容。権力構造の特質,王権と都市の「対話」の場となった儀礼・祝祭の様相,政治的交渉と合意形成のあり方,都市エリート層の再編に関する分析を通じて,広域権力と都市社会の具体相を明らかにする。 (さらに…)
アジアの子どもと教育文化
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,長年にわたる現地調査にもとづき,日本,韓国,タイ,インドネシアなどの地域(民族)社会において営まれる子どもの教育や産育,あるいはその生活実態を,社会の編成原理や宗教伝統に着目しつつ具体的に明らかにするものである。教育と人類学のクロスロード,子どもの儀礼生活,子どもとジェンダー,子どもと社会変容という四つの切り口から,子ども・教育と人類学との新しいインターフェースが提示される。 (さらに…)
安全運転の科学
- 定価 5,940円(税率10%時の消費税相当額を含む)
運転者の特性の違いは,危険発生時に衝突を回避できるか否かに大きく関わっている。本書は,事故防止のために最も重要な要素である運転者の特性について,ばらつきや加齢による変化などの科学的知見を提供し,それを踏まえて,走行実態の問題点と安全運転のあり方を示したものである。 序章から10章までの章では,事故分析を始め,制動実験及び反応実験,追従走行実験,観測調査,視力測定,意識・態度の調査など,事故と運転者の特性に関わる諸項目を学際的な立場で広く取り上げている。各章の知見は安全な車間距離に関連する体系を...
バロック期の都市風景画を読む
- 定価 6,160円(税率10%時の消費税相当額を含む)
バロックからロココに向かう激動の18世紀ヨーロッパ。絵筆一本で各地の王侯貴族の宮廷画家として活躍した放浪の画家,ベルナルド・ベロット。バロックの街並みを写真のように描く名手。本書は,このような風景画家ベロットを日本で初めて紹介した著作であり,特にベロットが親しみを込めて描いたドレスデン,その郊外のピルナ,ケーニヒシュタインの町の絵画を景観デザインの面から読み解いた著作である。 「絵になる景観」を追究する著者は,最も景観を重視した都市計画を実現したといわれるバロック期に描かれた彼の絵に着目して,...