現代会計の国際的動向と展望
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,800円)
近年,会計は極めて重要な歴史的転機を迎えている。EC指令を典型とするような会計規範(基準・法令)の国際的調和化という新しい現象が生じており,しかも,このような現象との関連で先進諸国における会計計算と公開制度の内容が変化しつつある。このような会計の現状を明確に把握するため,対象を先進諸国(日本,アメリカ,ドイツ,イギリス)および国際会計とし,それぞれについて,会計理論・会計制度・会計実務という3つの側面から分析を行っている。 (さらに…)
冬の目覚め
- 定価 6,600円(税率10%時の消費税相当額を含む)
20世紀イギリス詩の方向性はモダニズムによって決定されたのではない。フランス戦線で瀕死の重傷を受け,神経衰弱に苦しむロバート・グレイヴズは,モダニスト詩人ローラ・ライディングと出会い詩人として再生するが,それは皮肉にもモダニズムに反発する伝統的感覚を確認させる結果となる。異才グレイヴズの芸術的葛藤の真相を追求し,イギリス詩の反モダニスト的特質を明らかにする。 (さらに…)
家族農業経営の再生産機構
- 定価 4,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
資本主義経済が高度に発達した社会でも農家は家族経営によって担われている。それは「農業の資本主義化」論を軸に展開されてきた農業「経済学」の限界を意味する。本書は家族経営の「家族」にも焦点を当て,生活様式論,家族社会学を取り入れた,オールタナティブの農業・農村理論,家族農業経営論の構築を試みたものである。 (さらに…)
アジア都市政府の比較研究
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
経済危機を凌ぎきったアジアの潜在力はなお健在である。そのアジアは大都市を経済拠点として新ミレニアムへと飛翔しようとしている。「都市が人々を自由にする」ことでアジアのグローバル化は加速するにちがいない。そのためには都市政府の比較研究とそれに基づく都市機能の"標準化"が不可欠である。本書はかかる観点から敢行された国際的共同研究の成果である。 (さらに…)
詩歌の表現
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、平安朝の文学作品のうち、和歌と漢詩文との関係について論じたものを中心に、韻文作品に関わる論文九篇と、韻文作品と絵画との関わりを論じた一篇とで構成される。 それぞれの作品の表現の襞に潜む文化的背景に迫る、画期的な平安朝韻文論集。 (さらに…)
遺伝子の時代の倫理
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ヒト・ゲノムの解析が着々と進み,遺伝子診断や遺伝子治療,クローン技術が実用化しつつあるという現在という時点は遺伝子の時代の入口に位置しており,それに伴うさまざまな倫理的問題が見え隠れしている。この論集では,遺伝子の時代のもたらす倫理的諸問題の輪郭を素描し,また,その中核にあるものについて,医学,生物学,倫理学の研究者がそれぞれの専門の立場から論じてみた。 (さらに…)
Business Associations in Japan and the United States
- 定価 11,000円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日本と米国の経済団体に関する比較分析はこれまで皆無に等しい。本書では,日本工業倶楽部,日本経済連盟会,経済団体連合会の流れと,全米製造業者連盟(NAM)の変遷とを社会学的,組織論的観点から論ずる。具体的には,「企業による集団行動」と「経済団体における権威構造」の2点に焦点をあて計量的,非計量的分析の両面から実証的研究を行っている。 (さらに…)
新版 蝶の学名
- 定価 9,350円(税率10%時の消費税相当額を含む)
この本なくして蝶の学名は語れない! 1988年に初版が出て忽ち売り切れになった平嶋義宏博士 の『蝶の学名』が全く内容を新たにして登場。その新しい 内容は, ●学名の出発点である『自然の体系』第10版(1758年) で,リンネが命名した世界の蝶192種の学名の解説(第2章) ●ギリシア・ローマ神話やインド神話などに登場する男神,女神,英雄,怪物などに 因む世界の蝶の属名と種名の解説(属名は第3章第2節,種名は第4章第2節) ●ギリシア・ローマの古代人に因む世界の蝶の種名の解説(第...
現代のイギリス経済
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
イギリス経済は1980年代のサッチャー政策によって確かに蘇った。しかし,市場主義の弊害(とくに貧富の差の拡大)という社会経済問題を引き起こしている。 本書は,こうしたイギリス経済の「光」と「影」の部分を捉え,サッチャー政策の意義と限界と,その後のイギリス経済の推移を余すところなく説き明かす。 (さらに…)
旧韓国の教育と日本人
- 〔品 切〕(参考:本体価格 6,800円)
日韓併合(1910年)は一日にして成ったのではない。教育の分野でも日本は,すでに日清戦争(1894―5年)当時から旧韓国の教育行政や学校教育に深く関与し,その延長線上に植民地時代の同化・皇民化教育があったのである。本書は,旧韓国の教育への日本人の関わりを政治家・学務官僚・教員の3側面から追求し,植民地教育準備工作の全体像に接近しようとしたものである。 (さらに…)