西海捕鯨の史的研究
- 定価 9,350円(税率10%時の消費税相当額を含む)
平戸藩生月島の益冨組を軸とする江戸期の捕鯨組識である鯨組経営の実態や,維新後のわが国捕鯨業の衰退・転換過程のなかで設立された捕鯨会社の経営実態の特質を分析する。また,鯨組主益冨氏の捕鯨業全般を記した絵と文章で構成された『勇魚取絵詞』の成立の経緯とその意義を究明する。 (さらに…)

台湾の原住民と国家公園
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
台湾の国家公園(日本の国立公園に相当)は,形式的な所有権・利用権を主張して政策を展開しようとする台湾政府と,歴史的実態をもとに対処しようとする原住民族という対立の中にある。 本書は,このような原住民,国有林および国家公園をめぐる3者の対立,矛盾関係を土地所有制度や林産物利用に着目して詳細な歴史的分析を行い,更に原住民に対するアンケート調査等による社会学的解明を行って,今後のあり方を検討・提言したものである。 (さらに…)

21世紀に向かっての変革
- 定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書では,1980年代まで日本の経済発展を支えてきた従来型の産業構造の行き詰まり,バブル崩壊,冷戦体制の崩壊による国際競争の激化など,困難な時代を迎えている日本の将来を考える。

地域主義と国際秩序
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ポスト冷戦の世界秩序のゆくえとの関連で大きな注目を集めている地域主義の現状と問題点をバランスよくコンパクトにまとめた論文集。国際的にも高い評価を受けている必読書。

空間へのパースペクティヴ
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,400円)
「空間」というテーマをめぐって哲学,地理学,考古学,文化研究,政治学,法学,経済学による考察がぶつかりあい,私たちの生活や文化・社会の在り方,更には「近代」や知の枠組みを見直す多角的な視座を提供する。

法の経済学
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,400円)
過去20年の歴史の中で,法と経済学の分野は,最新の経済学的手法を使って,法的ルールの性質を理解し,それらのルールの改革の可能性を考えるまでになった。本書は不法行為法,契約法,財産法,訴訟などの問題をとおして最新の研究成果を提供している。

スコットランド啓蒙研究
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
スコットランド啓蒙の論者達は,経済改善運動と啓蒙運動とがパラレルに展開するなかで形成されてきた近代市民社会とその未来像をどのようなイメージで理解しようとしたのか,この検討によってアダム・スミスの啓蒙における位置と彼の経済学の楽観主義の意味が明らかになる。

The Pathology of Minamata Disease
- 定価 14,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,世界史的に見ても未曾有の環境汚染による集団中毒である水俣病に関する病理学的知見を提供する初の英文モノグラフである。

ミクロ・エコノミックス
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書の全体構成と分析主項目は,ミクロ経済学の伝統的テキストに依りながら,しかし,具体的内容は現代の学問水準に対応しうるよう配慮して記述された現代版のミクロ経済学である。ゲーム理論を援用する応用ミクロ経済分析への接続が考慮されている。

環境の倫理
- 定価 2,750円(税率10%時の消費税相当額を含む)
このシリーズは基本的な生活のただなかで,宗教が人間の倫理的な行為をどのように形成していくかということを,世界の主要な宗教についてテーマ別に概観したものである(全5巻)。
