社会科学 法律・政治
トマス主義の法哲学
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
今日までのわが国の法律学・政治学の思考枠組であった新カント派的観念論の死滅を宣して,現代の存在論的傾向の諸哲学派の中心勢力をなすトマス主義の立場から,法哲学の新しい体系を提示する。
トマス主義の憲法学
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,仏・独の主要なトミストの憲法学者の理論の分析などにより,わが国の憲法学界の思考枠組を形成している新カント派的な観念論的傾向を真向から批判し,新しい存在論的憲法学の基礎理論を提供する大胆な試みである。
日本の総選挙1986年
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,000円)
86年総選挙は大きな歴史的結果を記録した。自民党は300台議席の大勝を得,社会党は大敗し,いわゆる55年体制の完全な解体を印した。本書は,選挙の実態を精細に解明することにより,実証的資料として続けられている総選挙の分析シリーズである。
行政国家
- 定価 6,380円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,行政に関する諸著作の理論的要素を検討・分析し,公行政運動の展開をアメリカ現代思想史の一章として提示しようとするものであり,わが国においても,行政学の研究を志す者の一度は対決すべき書物として広く・長く・繰り返し読まれるべき〈現代行政学の古典〉の一つである。
ルソーとその時代の政治学
- 定価 7,480円(税率10%時の消費税相当額を含む)
挧大な文献の多年にわたる渉猟と緻密な分析作業とにより,8世紀ヨーロッパを覆った政治哲学的問題状況の全貌を照らし出し,ルソーにおける「自然法学派の遺産」と「その克服過程」とを明らかにする。ルソー研究史に深い足跡を印した名著。
民法雑考
- 定価 2,750円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は明治・大正の古典的民法学から脱皮して,新時代の現実社会に産まれ出ようとしつつある昭和民法の学問的端緒を拓きたいとの野心に燃えつつ著者が行った民法特殊講義の草稿「民法雑考」と「借地借家法原理」を収録した。
日本選挙制度史
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日本の選挙法は,被選挙権の実行を大きく制限する自由諸国中独得の法体系を1925年の普通選挙制の採用以来形成している。憲法の民主的改正を経てもこの体系が維持される歴史的経緯を,立法資料を綿密に検討して解明したもの。
憲法保障制度論
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
英,米,独,仏にわたる比較法的視野をもって,憲法裁判の本質,解釈,機能,限界を論じ,ことに独創的な見識をもって19世紀ドイツ各ラントから中世に遡るその起源を検討したもの。遺稿となった碩学のライフ・ワークたる標題学位論文ほか8篇の代表的論文を所収。
刑事訴訟法の基本理念
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,600円)
刑事訴訟法にあっては,その根底に流れて法体系を可能ならしめている法の基本理念を理解することは何よりも重要である。本書は,法哲学,法史学,比較法学等の視野から,また,法の実践分野をふまえ広く深く法の基本理念を研究した書である。
日本の総選挙1983年
- 定価 8,800円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は1983年の「田中判決批判」を主な争点にした総選挙を政治・経済・社会の歴史の中におき,その経過と特徴と意味を,報道,文献,調査の諸資料に基づいて全国と代表選挙区にわたり詳細に分析した。