人文科学

麻生太吉日記 第二巻

麻生太吉日記 第二巻

麻生太吉日記編纂委員会 編
定価 10,000 円 (税別)
第二巻(1917(大正6)~1922(同11)年)においては、太吉が炭鉱業と同様に心血を注いだ電力事業がいっそうの展開を見せ、大分県下で水力開発の執念が実る。また飯塚にも及んだ米騒動や、伊藤傳右衛門と柳原白蓮の離婚騒動について言及がされる。巻末には大正8年の飯塚町の絵地図および大正12年の九州水力電気株式会社の電気供給区および電気系統図を収録。
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漱石とカントの反転光学

漱石とカントの反転光学

望月俊孝
定価 6,400 円 (税別)
 「カントの超絶唯心論がバークレーの超絶実在論にどうだとか云つたな」。『三四郎』の問いから「則天去私」へ解釈の補助線を引いてみる。そして「経験的実在論にして超越論的観念論(カント)」から「明暗双双」に深まりゆく言語批判的な世界反転光学の道と、巽軒井上・西田・ジェイムズの形而上学的実在論との根本差異を凝視する。ここにプラトン=デカルト的な二元思考を革命的に転覆する、漱石の〈生死一貫〉のリアリズム詩学の源泉がある。  銀地のカバーに、黒地の帯。そこに銀文字で綴った上の紹介文からも読み取れる...
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テクストの誘惑 フィロロジーの射程

テクストの誘惑 フィロロジーの射程

岡崎 敦・岡野 潔 編
定価 2,000 円 (税別)
 私たちは,いま,書物や情報をめぐる大きな変容のただ中にいる。インターネットの急速な発展は,紙媒体からデジタルへというメディアの変化だけではなく,テクストの読み方から人々のコミュニケーションにいたるまで,従来は想像もできなかった新たな地平を開こうとしているかのようにみえる。 ところで,情報やその意味をめぐって,人類は,太古の昔から多くの思索と経験を積み重ねてきた。なかでも,いくつかの地域で,今日「人文学」として認知されるに至った知の分野においては,とりわけ文字媒体に定着された情報の性格判定,読解...
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弥生時代の青銅器生産体制

弥生時代の青銅器生産体制

田尻義了
定価 7,600 円 (税別)
弥生時代に日本列島で初めて青銅器の生産が行われたが,特に北部九州では青銅器生産の証拠となる弥生時代の石製鋳型が多く出土している。これまでの研究の多くは,鋳型に彫り込まれた製品に関心が向けられてきたが,本書では鋳型自体に注目し,鋳型を製作する際に残った加工痕の分析を行い,そこから当時の製作技術や加工方法の類似度の比較を行い,生産体制の復元を試みた。また,鋳型に関する研究とあわせて製品に関する研究も行い,弥生時代の北部九州では珍しい文様が鋳出された青銅器である小形仿製鏡や,形態が複雑な巴形銅器の分析...
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水の女

水の女

小黒康正
定価 3,800 円 (税別)
 ヨーロッパ文学における「水の女」の系譜は,大小さまざまな流れから成り立つ。但し,その本流は,古代ギリシア神話を水源とし,キリスト教のもとで形を変えながら,中世やルネサンス期の民間伝承や民衆本を経て,近代ドイツのメールヒェンにて川幅を広げ,更にデンマークへと至り,世界文学という海原に流れ出る。 こうした流れの中でドイツ文学の役割は大きい。セイレンの後裔たちは,明るい海原ではなく,奥深い森の湖沼に現れるようになると,文学において頻出する「他者」となり,同時に内面化された「他者」となる。つまり,「水...
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将来世代学の構想

将来世代学の構想

高橋隆雄 編
定価 2,800 円 (税別)
本書は,哲学・倫理学,政治哲学,法社会学,経済学,医学,看護学,政策学,紛争解決学などの幅広い分野から「将来世代学」という新しい学問分野を構想するものである。各々の学問の現在の課題を将来世代への責任と人間の幸福という観点から検討・統括することにより,社会の総体に関わるパラダイムの再検討を迫る。
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王昭君から文成公主へ

王昭君から文成公主へ

藤野月子
定価 3,800 円 (税別)
本書は,中国古代において近隣諸国を懐柔するために採られた外交政策として史上著名な和蕃公主の降嫁について論じようとするものである。中国の場合,いわゆる「隋唐世界帝国」あるいは「東アジア世界」について論じられる際,漢字・儒教・仏教・律令の四要素が重要視されてきた。しかし,儒教・仏教・律令がいずれも漢字と深い関係を有して伝播したものであるだけに,そもそも漢字を使用しない北方遊牧民族の場合には指標として当てはまらない。つまり,北方遊牧民族と隋唐との関係を考える際,これらの他に和蕃公主の降嫁が有する歴史的...
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日本近・現代文学における知的障害者表象

日本近・現代文学における知的障害者表象

河内重雄
定価 6,600 円 (税別)
 本書は,主に文学作品における知的障害者の語られ方を通史的に考察することで,近代以降の日本における知的障害者観,人間観はいかなるものであるか,そして私たちはこれから人間をどのように語り得るのかを検討したものである。 近代以降,学校等これまでなかった制度がつくられ,従来の士農工商は人間という概念にとって替わられた。士農工商では共同作業ができず,学校などが成り立たないから,教育で伸ばすべき意志や理性をもち,国家・社会に益する存在としての人間概念が,近代社会を成立させる上で必要とされたのである。 明治...
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英国ルネサンス演劇統制史

英国ルネサンス演劇統制史

太田一昭
定価 8,000 円 (税別)
イングランドの演劇は中世以来聖史劇や奇跡劇そして道徳劇を中心としていたが,16世紀後半に世俗的な大衆演劇が発達し,シェイクスピアの登場でひとつの絶頂期を迎えた。演劇が隆昌をきわめようとしていたちょうどその頃,宮廷祝典局長を検閲者とする演劇の統制制度が整った。以後演劇は1642年の劇場閉鎖まで,反逆罪や煽動罪を規定する布令に加えて,祝典局長の検閲による統制を受けた。本書は,その統制のありようを歴史的・実証的に跡づける。歴史家や演劇史家は英国ルネサンス期の演劇統制を禁圧的と把握する傾向が強いが,本書...
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要請としてのカント倫理学

要請としてのカント倫理学

細川亮一
定価 5,800 円 (税別)
 カント倫理学の核心は「あなたの意志の格率が,つねに同時に普遍的立法の原理として妥当しうるように行為せよ」という根本法則のうちにある。この根本法則は「純粋理性の唯一の事実」として与えられているが,その「与えられている」は「与える」ことを遡示している。このことは「私はかく意志し,かく命令する(sic volo, sic jubeo)」の意志から理解されねばならない。この意志は根本法則を与える意志(sic volo)である。そして立法する意志は命令する(sic jubeo)が,この実践的命題としての...
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学術図書刊行助成

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