人文科学 歴史・地理

佐賀藩多久領 御屋形日記 第二巻

佐賀藩多久領 御屋形日記 第二巻

秀村選三 監修/多久古文書学校 校註
定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
旧佐賀藩の家老で多久領主であった多久家の御屋形日記の翻刻と校註。今回は元禄元年~三年にかけての部分を取り上げる。多久領の支配と民衆生活を窺うことのできる史料である。 (さらに…)
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胎土分析からみた九州弥生土器文化の研究

胎土分析からみた九州弥生土器文化の研究

鐘ヶ江賢二
定価 7,480円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,蛍光X線分析装置や偏光顕微鏡,分光測色計などの自然科学の分析手法を基軸として,弥生時代の土器の材質に対する研究を行った成果である。考古学だけでなく異分野の分析手法や研究成果を積極的に取り入れ,弥生時代の土器生産と消費のシステムや遠隔地間の交流,環境資源の活用や適応など,従来とは異なる視点から九州の弥生土器文化の特質を論じている。 (さらに…)
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近世日本の地図と測量

近世日本の地図と測量

鳴海邦匡
定価 5,280円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,近世日本の農村における地図測量技術の実態と,その普及過程の一端を明らかにしている。「廻り検地」とよばれる検地技術に注目し,測量帳や日記,当時の技術書などの分析から,村役人や地方役人らが正確な土地の地図を作る姿を解明した。 (さらに…)
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都市を歩く

都市を歩く

井口正俊・岩尾龍太郎 編
定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「都市を歩く」「都市を読む」を合言葉に,西南学院大学国際文化学部教員17人の長年にわたる「遊歩者(フラヌール)」体験を結晶化。あてどなく都市を迷い歩き,廃墟のように退隠して無名なる場所に出会い,都市像の未来に向けて世界の,また日本の,過去の,また現在の都市のありかたを意識的に読むためのガイドブック。 (さらに…)
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筑前福岡藩史料雑纂

筑前福岡藩史料雑纂

秀村選三 編/(財)西日本文化協会古文書研究会 校註
〔品 切〕(参考:本体価格 3,000円)
本書は,近世福岡藩の民政史料の中から今まであまり顧みられていない重要な文書を校註・解題したものである。数々の村方史料や浦方史料などの文書類から当時の人々の生活をうかがい知ることができる。 (さらに…)
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フランス・ルネサンス王政と都市社会

フランス・ルネサンス王政と都市社会

小山啓子
定価 5,940円(税率10%時の消費税相当額を含む)
近世初期のフランスにおける,王権と「良き都市」リヨンの関係,そしてその変容。権力構造の特質,王権と都市の「対話」の場となった儀礼・祝祭の様相,政治的交渉と合意形成のあり方,都市エリート層の再編に関する分析を通じて,広域権力と都市社会の具体相を明らかにする。 (さらに…)
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薩摩藩対外交渉史の研究

薩摩藩対外交渉史の研究

徳永和喜
〔品 切〕(参考:本体価格 8,000円)
本書は,東アジア朝貢体制に繋がる琉球口輸出品「昆布」の調達構図と,輸入品「光明朱」の流通構図を解明し,加えて中国・朝鮮漂着民の送還事例から,相互送還体制及び東アジア地域に共有する送還体制の実際を確認し,東アジア漂着民送還の国際ルールの存在を立証する事で,これまで閉鎖的に語られてきた幕府外交を東アジアのなかの日本の視点で問い直すものである。 (さらに…)
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中世前期北西スラヴ人の定住と社会

中世前期北西スラヴ人の定住と社会

市原宏一
定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書はドイツ人東方植民以前のバルト海南岸における初期社会の形成を扱った研究書である。文献史料と,ドイツ,ポーランド,スカンディナヴィアの考古学研究の成果を総合的に検討し,近隣勢力との交流が侯家門あるいは祭司支配など,この北西スラヴ社会の地域的個性化に重要な影響を与えていたことを明らかにした。 (さらに…)
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ヴェストファーレン条約と神聖ローマ帝国

ヴェストファーレン条約と神聖ローマ帝国

伊藤宏二
〔品 切〕(参考:本体価格 3,800円)
我国では,「神聖ローマ帝国の死亡証明書」として知名度は高くとも,その実態はほとんど知られてこなかったヴェストファーレン条約。しかし,近世ドイツ国制史研究の進展と条約締結350周年を契機として,両者の関係は現在大きく見直されつつある。本書はそうした最新の研究動向を踏まえながら,条約当事者たるスウェーデンと皇帝との関係に焦点を定め,条約の成立過程からその後の展開を明らかにすることで,条約と帝国の関係及びその歴史的意義をヨーロッパ近世の政治文化の中に位置付ける試みである。 (さらに…)
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中世末南ネーデルラント経済の軌跡

中世末南ネーデルラント経済の軌跡

エーリック・アールツ/藤井美男 監訳
定価 1,650円(税率10%時の消費税相当額を含む)
レウヴェン大学E.アールツ教授による連続講演会の邦訳集。中世初期から後期にかけてヨーロッパのビールとワインの嗜好変化をたどり,ホップビールの流行とワイン消費の減退,セルヴォワーズ(エール)の遍在を検証することで,飲料の価格動向の重要性を示す。次に,資本主義揺籃の地ブリュッヘとアントウェルペンに焦点を当て,ヨーロッパ金融市場の変遷を説く。前者はイタリアの為替技術を伝承しそれを西欧全域に伝播する役割を果たしたが,そこから重心移動した後者の金融市場では手形の裏書など新技術を切り開いたことを強調する。さ...
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