社会科学
グローバル経済下の地域構造
- 定価 3,850円(税率10%時の消費税相当額を含む)
今日,さまざまな経済主体による地球規模での活動はますます活発化している。このいわゆるグローバリゼーションは,規制緩和の推進すなわち自由化による市場経済化の推進,情報通信技術の発達によってますます加速されつつある。経済活動のグローバル化が進展する中で,企業,国,個人,地域といったレベルにおいて,あるいは先進国経済と途上国経済,国と地方,国家と市場など,さまざまな対立軸のなかで,多様な問題が噴出してきている。 本書では,こうしたグローバリゼーションの諸相を「アジア経済」,「企業活動」,「地域システ...

新版 左手のシンボリズム
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
わが国の文化にみる右・左のシンボリズムに関して,「浄(具体的には,氏神祭祀)」‐「不浄(葬制)」:「右(マワリ)」‐「左(マワリ)」の象徴的二元論が述べられてきている。ところが,神に飾るシメ縄が「左ナイ」であり,かつて土葬であった頃の棺縄がまた「左ナイ」であった。そして,それらは世俗的生活活動上のたとえば農作業に使用する縄の右ナイとの対比において意識されている。その他の事実からしても「聖(呪術・宗教的生活活動)」‐「俗(世俗的生活活動)」:「左」‐「右」の二項対置をもってわが国の文化における基...

通信と近代契約法
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
19世紀半ば,電気通信取引の発展にともない,通信事故もまた多発した。各国の法律学は,その解決を迫られた。ケルンでの一訴訟事件から出発して,考察は,ヨーロッパ・アメリカ合衆国・日本に及ぶ。西洋法制史・比較法・民法学をつなぐ,13年の研究成果。 (さらに…)

21世紀社会の安定化条件
- 定価 3,190円(税率10%時の消費税相当額を含む)
21世紀を迎え,物質的な豊かさを手に入れた一方で,われわれ人類はかつてなかった様々な困難な諸問題に直面することになった。果たして,個人やグループが自己利益の拡大を求めて自由に経済活動をし,生活をエンジョイするのに任せて良いのか。自由放任で最小限の小さな政府で,日本は,人類社会は21世紀を生き延びることができるのか。 以上の共通テーマを,九州国際大学の研究者がそれぞれの専門分野からリサーチした論文集。 (さらに…)

日本経済論 [第3版]
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,日本経済を体系的にとらえ,その抱える問題点を,歴史的視点もふまえて実証的に分析したものである。表現も平易であり,現状分析の基礎的な知識についての解説も加えられており,日本経済の現状を知るうえで絶好の入門書。 第3版では,バブル期以降の「失われた10年」に,日本経済が直面したいくつかの問題を新たに取り上げた。 (さらに…)

経済成長の決定要因
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,400円)
本書は,経済成長の実証分析に関するものである。本書は3つの章から構成されている。まず,第1章では,1965年以降の約100カ国における1965年以降の経済成長に関する実証分析を行い,経済成長の要因を探求している。第2章では,経済成長と民主主義に関する実証分析が行われている。最後の第3章では,インフレと経済成長の関連が実証的に検討されている。 (さらに…)

地域社会と教育
- 定価 6,270円(税率10%時の消費税相当額を含む)
近年の急激な社会の変化に伴って子どもの生活も大きく変化してきた。本書は,子どもの生活領域のなかでも,特に変化の急な地域社会での生活に焦点を合わせ,社会の変化とともに子どもの地域生活がどのように変化してきたのか,そしてその地域生活の変化が子どもの発達にどのような影響を及ぼしているのかを実証的に解明しようとしたものである。 (さらに…)

高齢期最後の生活課題と葬送の生前契約
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「太陽と死はじっと見つめることができない」(ラ・ロシュフーコー)というように,自分の死を直視するのは難しい。わが国は,世界一の平均寿命を誇り,死は日常生活から遠ざけられてしまっている。しかし死は必然であり,タブーを越えて死を直視し,自分の葬送に備え,葬送の自立を図ることが望ましい。「死の軽視は生の軽視につながる」(P.アリエス)の言葉を思い出さねばならない時期にさしかかっている。 (さらに…)

韓国型資本主義の解明
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,800円)
本書は,韓国の文化人類学者達が自国の通貨危機を解明するため,経済と儒教文化の結合関係を分析したものである。反資本主義的な韓国的儒教文化(ソフト・インフラ)の上での経済発展の実現,政経癒着,財閥の行動,庶民と財閥の関係などが,なぜなのかを示してくれる。経済分析における文化的視角の重要性を強調すると共に,東西の韓国経済論,東アジア経済論に真っ向から挑戦した,刺激的な一書である。 (さらに…)

State Power and Multinational Oil Corporations
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,000円)
本書は日本およびカナダを例に,政府がいかに多国籍企業の大きな影響下にある石油産業を規制し,石油市場への介入を行ったのか比較分析している。この研究は,21世紀の政治経済の最大の争点のひとつである,経済システムの規制と規制緩和の問題を考察する上で,とくにエネルギーセキュリティを確保するための政府の役割を考える上で大きな指針を与えるであろう。 (さらに…)
