雲南の「西部大開発」
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
中国の雲南省は農業,鉱業,発電などの産業と,少数民族の多様な文化による観光振興を進め,製造業で発展した東部沿岸地域とは違う発展のシナリオを描いている。本書では具体的な調査により,地域の実情を踏まえた開発戦略と,そこに存在する課題を明らかにしている。 (さらに…)
政策分析2003
- 定価 3,960円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日本経済に関する政策形成・評価の総合的研究を遂行する政策評価研究会が,これまでの研究成果の上に立ち,改めて基礎的問題を取り上げる。歴史的接近を視軸に据え,併せて理論的接近,数理的接近を配し,政策・制度に関する諸問題を再検討する。 (さらに…)
東アジアの現状と展望
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は久留米大学と中国社会科学院等が共催したシンポジウムに提出された報告の中から27編を収録したものである。東アジア金融危機の克服,WTO加盟後の国内体制の整備,高齢化の進展とともに深刻化している社会保障の不備など,現在の中国が直面している困難の実相が明らかにされている。 (さらに…)
日本文学の本質と運命
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は日本文学が外来と土着,歴史と神話の二極のあいだをゆらぎながら自己構造化を進める過程と規定し,その永遠の主題が原初から失われている神話の再構築にあると主張するものである。すなわち,「古事記」から川端文学まで同じ主題を追求するものであり,ゆらぐことで自らのアイデンティティを保ってきた文学だというのである。そのような文学の理解には失われた記憶の再構築としての精神分析理論が有効であり,それを活用して古歌や俳句,あるいは近代小説の分析を行う。日本文学の根源的問題を追求し,その人類的意義を定めようとし...
THE BLACK FLIES(DIPTERA: SIMULIIDAE)OF SULAWESI, MALUKU AND IRIAN JAYA
- 定価 19,800円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,インドネシアのスラウェシ島,マルク諸島,イリアンジャヤ地域のブユを初めて系統分類学的にまとめたものである。各分布種の雌雄成虫,蛹,終齢幼虫の形態的特徴を線画とともに記載し,亜属および種の検索表も付す。 (さらに…)
文法化
- 〔品 切〕(参考:本体価格 6,000円)
「文法化」に関するはじめての入門書の邦訳。文法化に伴う変化について,世界の多くの言語をもとに,意味論的・形態統語論的・音韻論的な視点から総合的に検討を重ねる。原著者の注に加えて訳者注を設け,読者への便宜を図った。 (さらに…)
レーベンフックの手紙
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
17世紀に細菌を発見したレーベンフックが,ロンドン王立協会へ送った多数のオランダ語の手紙を,20世紀になってイギリスの原虫学者C.Dobellが英語に翻訳し,1932年に出版した。この本はその邦訳である。著者Dobellは,レーベンフックが使用した顕微鏡,観察法,住居など,彼の生涯についても詳細な研究をしており,それらの事もこの本に書かれているので,細菌研究者のみならず,歴史に関心のある一般の方々にも興味ある書物であろう。 (さらに…)
言語学からの眺望2003
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,600円)
総合的な言語研究を目指して,統語論,意味論・語用論,音韻論,形態論などの分野に関して,生成文法理論,認知言語学,日英対照研究など先端的かつ広範な分析法を含む24編の論文集。『言語学からの眺望』の続編として,福岡言語学研究会から発展した福岡言語学会による創立30周年記念論文集。 (さらに…)
統計科学の最前線
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,統計科学の教育・研究に役立つことを目的として観察データ解析のためのマンテル・ハンセル法や臨床試験データ解析のための生存時間解析法,同等性の検定法などのバイオ統計学の最先端の話題,およびこれに関連した順序制約下での情報量基準など数理統計学の最先端の話題が分かりやすく解説されている。研究者,大学院生,統計科学を志す学生,医薬開発に統計実務家,また,金融工学,情報工学など周辺分野の研究者に最新のデータ解析理論,および方法論を提供する格好のテキストである。 (さらに…)
An Optimality Theoretic Approach to the C-system and its Cross-linguistic Variation
- 定価 8,360円(税率10%時の消費税相当額を含む)
Wh-移動は生成文法を枠組みとした研究の中心的関心事であり,その言語差異も普遍文法を構築する上で重要視されてきた。この本は,従来の分析では説明が困難とされた英語のwh-移動に付随する統語現象とその言語差異に焦点を当て,帰納的に導き出した制約を基に構築した文法モデルを枠組みとして,最適性理論の観点からその言語多様性に直接且つ統一的説明を与え,その文法モデルの妥当性を検証しつつ,それがいかなる形で普遍文法に関わってくるかを理論的・実証的に明らかにするものである。 (さらに…)