人文科学
詩歌の表現
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、平安朝の文学作品のうち、和歌と漢詩文との関係について論じたものを中心に、韻文作品に関わる論文九篇と、韻文作品と絵画との関わりを論じた一篇とで構成される。 それぞれの作品の表現の襞に潜む文化的背景に迫る、画期的な平安朝韻文論集。 (さらに…)
遺伝子の時代の倫理
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ヒト・ゲノムの解析が着々と進み,遺伝子診断や遺伝子治療,クローン技術が実用化しつつあるという現在という時点は遺伝子の時代の入口に位置しており,それに伴うさまざまな倫理的問題が見え隠れしている。この論集では,遺伝子の時代のもたらす倫理的諸問題の輪郭を素描し,また,その中核にあるものについて,医学,生物学,倫理学の研究者がそれぞれの専門の立場から論じてみた。 (さらに…)
闇の王国・光の王国
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
無限遠からの照射に浮かぶ二つの究極の言説。闇と光の司祭による否定と肯定の,戦慄と晴朗のユートピア空間。過去・現在から未来に延びる想像力の光芒。 (さらに…)
西海捕鯨の史的研究
- 定価 9,350円(税率10%時の消費税相当額を含む)
平戸藩生月島の益冨組を軸とする江戸期の捕鯨組識である鯨組経営の実態や,維新後のわが国捕鯨業の衰退・転換過程のなかで設立された捕鯨会社の経営実態の特質を分析する。また,鯨組主益冨氏の捕鯨業全般を記した絵と文章で構成された『勇魚取絵詞』の成立の経緯とその意義を究明する。 (さらに…)
環境の倫理
- 定価 2,750円(税率10%時の消費税相当額を含む)
このシリーズは基本的な生活のただなかで,宗教が人間の倫理的な行為をどのように形成していくかということを,世界の主要な宗教についてテーマ別に概観したものである(全5巻)。
イギリス関税改革運動の史的分析
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
20世紀の初頭,パックス・ブリタニカ体制の中心国イギリスで関税改革運動=論争が高揚した。イギリス商業界の政策志向を分析しつつ,チェンバレンの帝国構想に接近し,世紀転換期におけるイギリス帝国主義の特質を解明する。
運動反応の心理メカニズム
- 定価 4,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
人間を情報処理システムとしてとらえるならば、人間は外界から情報を取り込み、操作を加え、結果を出力するという処理を繰り返していると考えることができよう。本書では、運動要因が知覚・認知の効率に影響を及ぼしているのではないかという仮説を示し、心理メカニズムを検討した。
近世の地方金融と社会構造
- 定価 11,000円(税率10%時の消費税相当額を含む)
江戸期における九州の金融中心地,豊後日田の金融資本「日田金」の生成・発展そして没落過程から前近代における地域金融をとらえるとともに,金融を必要とする当時の社会構造を,藩政史・農村史など多方面から追求する実証的な地域金融史。
カント『純粋理性批判』の再検討
- 〔品 切〕(参考:本体価格 5,000円)
本書は,1770年代の『反省』を含めて,前批判期から『純粋理性批判』にいたるカントの哲学的思索の営みの諸相を解明することによって,新たなカント像を指目さんとするものである。特に現象,知覚判断の先行性,超越論的な対象などに関する新たな解釈は,従来のカント解釈に再検討を迫るものであろう。
子どものこころの病理とその治療
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,700円)
本書は、著者の臨床体験に基づいて児童期、思春期の精神病理像の今日的特徴を述べ、その治療、療育の基本的理念と具体的方法について解説する。学習障害、自閉症、若年発症の精神分裂病、子どものうつ病、不登校、いじめなど、児童・思春期にみられるほとんどの病態が取り上げられる。