自然科学 工学

構造振動学の基礎

構造振動学の基礎

幸節雄二
定価 4,840円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書の目的は,建物・橋梁・車両・船舶・航空機・ロケットなど軽量構造物の振動現象を解析するための基礎理論を説明することである。 本書では,軽量構造物の振動現象を解析する数値解析法の基礎として,運動方程式の導き方と解き方について詳しく説明している。説明は,バネとマスからなる単純な1自由度の振動系から,順次,2自由度系,3自由度系,多自由度系(構造物)へと展開している。特に,線形代数の固有値問題と振動の固有値問題との関係を丁寧に説明した。 また,軽量構造物の主要な構成要素である梁,平板,円筒殻について...
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土壌の誘電特性

土壌の誘電特性

マックス・A. ヒルホースト/九州大学生物環境調節センター 監修/筑紫二郎 訳
定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
土壌科学及び農業科学において,土壌中の水分量やイオン濃度は重要な情報である。近年,これらを有効かつ同時に計測できる手段として,誘電法が注目されている。本書は,土壌複雑系における誘電特性計測の原理について説明し,誘電特性に対する諸要素(周波数,土壌水分,イオン濃度など)の影響について解説を行うとともに,独自の開発による土壌水分センサーの性能を調べ,その新たな計測利用方法を例示したものである。 (さらに…)
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日本の酒蔵

日本の酒蔵

山口昭三
定価 6,600円(税率10%時の消費税相当額を含む)
 酒造り(日本酒)の生い立ちと酒造技術の変遷を述べるとともに,酒造り先進地の灘・伏見はもちろん九州から北海道まで全国の酒蔵の構造と建物配置および地域ごとの特徴を300点を超える豊富な図版(実測図,家相図,写真等)で解説する。日本の風土に根ざした酒造りの伝統を今日に伝える貴重な書。 (さらに…)
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法令と行政による建設業の取締と統制

法令と行政による建設業の取締と統制

片野 博
定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
 戦前の我が国において建設業は行政上一種の「雑業」として扱われており,その所管組織は担当官の異動とともに移り変わったとも言う。本書は戦前から昭和24年の建設業法制定までの期間を対象に,建設業を管理し取り締まった法令や所管行政官庁の変遷や,地位改善をもとめる業界団体の運動や行政への対応過程を,議会議事録・各種規則集や行政関係者の個人文書などの膨大な文献資料を渉猟し解明するものである。 (さらに…)
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地震時の構造不安定とその照査法

地震時の構造不安定とその照査法

大塚久哲・為広尚起
定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,構造物の地震時不安定現象を予測する新しい解析手法である「増分形式座屈固有値解析」を詳細に解説するものである。振動中の不安定現象の代表例として「動的座屈」と「パラメトリック励振」を取り上げ,模型実験結果と解析結果を併せて示すことで,これらの現象を理解し,解析手法の有効性を認識できるようになっている。さらに座屈現象が現れない場合の余裕度の定量的評価,座屈現象への対処方法を決定するためのシミュレーション手法なども丁寧に解説されている。また,既設のアーチ橋の座屈性能照査事例や,耐震補強による座屈...
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これからのキャンパス・デザイン

これからのキャンパス・デザイン

九州大学新キャンパス計画推進室 編
定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
高度情報化社会を迎え,世界中の大学が次世代に向けた変容を遂げようとしている。古くからアジアと日本の交流の接点であった福岡地域をアジアの拠点として再生し発展させたいという社会の要請に応えるため,九州大学は新キャンパスを構想し,整備を進めてきた。本書は,九州大学が多くの関係者とともに取り組んできたこれからの都市と大学キャンパスのデザインを示す書である。 (さらに…)
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Regenerated Cellulose Fiber Industry

Regenerated Cellulose Fiber Industry

上出健二
定価 11,000円(税率10%時の消費税相当額を含む)
19世紀後半のヨーロッパにおける再生セルロース繊維(最初の化学繊維)の発明,開発と工業化,および20世紀初頭における日本への化学繊維の技術移転と,その後1990年代に至るまでの技術・経営の発展を一次資料を駆使して系統的に解明した。19世紀末の世界の最先端技術の開発の経緯と,その技術を日本がどのようにマスターし,更に独自革新技術の開発・工業化し,成功したかを再生セルロース繊維を例として示す。 (さらに…)
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悪定義問題の解決

悪定義問題の解決

福地信義
定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
・悪定義問題とは 数理計画では,計画を担当する人の認識により解くべき問題の意味合いが異なっていたり(悪定義問題),問題解決のアルゴリズムの構築が難しい(悪構造問題)場合があり,さらには総合的判断により制約条件が変化する(フレキシブル制約)場合もあり得る。これらを広義の悪定義問題(Ill-defined problem)として捉えており,本書では悪定義問題の解決のための種々の数理手法について説明する。・悪定義問題を対象とする数理計画 建設土木工学,都市環境工学,人工環境工学,船舶海洋工学などの基盤...
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最新 地中・基礎構造の耐震設計 [改訂増補版]

最新 地中・基礎構造の耐震設計 [改訂増補版]

大塚久哲 監修/新井雅之/岩上憲一/大塚久哲/高野道直/竹内幹雄/橘 義規/伏婦光一/村井和彦/楊 光遠
定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
 本書の対象とした構造は大きく分けて,地下鉄や共同溝,地下駐車場のような断面の大きな地中構造物と,橋梁などの地上構造物を支える杭基礎の2つである。これら2種類の地中構造物の耐震設計に関し,現在,実務で使用されている耐震設計法を初学者にも理解できるように平易に解説した上で,現時点で無理なく使用できると思われる解析ツールを用いた合理的な耐震設計法を提案し,執筆者の研究結果も使用してわかりやすく解説した。また,参考資料には橋脚を設計するために必要な,基礎構造物を含んだ地盤の減衰定数の取り方に関する知見...
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土砂災害の警戒・避難システム

土砂災害の警戒・避難システム

小川 滋・久保田哲也・平松晋也 編著
定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
豪雨による土砂災害に対して,最新の危険度予測と実用的な警戒・避難システムを目的に,研究開発を行った成果。研究者を始め広く地域住民,行政,民間産業などにとって実際に役に立つ有用な内容であり,地域の防災システムづくりに多大な貢献をする。 (さらに…)
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学術図書刊行助成

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