自然科学 医学・薬学
隣に寝ている人、息が止まっているけど大丈夫?
- 定価 1,980円(税率10%時の消費税相当額を含む)
いびきをかく人は非常に多くいますが、そのなかには眠っている間に呼吸が止まってしまう、「睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome: SAS)」の人も多く含まれています。SASの患者さんの呼吸停止は一晩に数百回にも及び、その都度、睡眠が分断されて覚醒が生じるため、寝ても寝ても疲れる、昼間眠くて仕方ない、集中力がない、といった症状が生じます。 SASには、こうした不眠と眠気という側面があり、これに対してしっかり治療を行う必要がある一方、繰り返し生じる低酸素状態、覚醒時に起こる交感神...
公衆衛生学理解
- 定価 3,850円(税率10%時の消費税相当額を含む)
2020年に始まった新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、感染者の健康と生命だけでなく、人々の暮らしにも多大な影響を与えてきた。本書では、人々が生活し共生する社会を包括的かつ総合的に捉え、社会の枠組みの一環としての公衆衛生の意義を説く。 まず、人が社会に共生していくための社会規範を示し、とくに人権と倫理について詳しく論じ(第1章)、衛生行政施策について詳しく解説する(第2章)。つぎに生涯にわたる保健について学んでいく(第3章)。人の誕生からはじまる母子保健、教育を受ける期間である学校保健、就...
くすりとからだ
- 定価 2,420円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、著者が医学部や看護学部で講義している「薬理学総論」のエッセンスを、チーム医療のメンバーになろうとする者すべてを読者に想定し、わかりやすい文章で解説した薬理学の入門書である。読者層を広く設定したのは、現代医療はチーム医療であり、医療に関わる人たち全員が知識と意識を共有しなければ薬物治療は成功しないと考えるからである。 薬理学は、薬物と生体の相互作用の学問なので、本書のタイトルはそれを象徴する『くすりとからだ』とした。サブタイトルを「チーム医療のための臨床薬理学入門」としたのは、チーム医療メ...
大学生活、大丈夫?
- 定価 1,980円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日本の20代の死因第1位は自殺であり、大学生を含めた若者のメンタルヘルス対策は重要な課題です。悩める大学生を救うには家族の協力が不可欠ですが、メンタルヘルスついて大学生とその家族が語らう機会は少ないのが実情です。本書は「大学生の家族向け」にメンタルヘルスの知識を提供することにより、病める大学生を間接的に支援することを目的として書かれました。大学生の実態、大学生の心が病む理由、大学生がかかる精神疾患、精神疾患になったときの対応法、メンタルヘルスの維持について、科学的根拠に基づいて、具体的な数字を示...
思量と願い
- 定価 2,640円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は長年、うつ病・双極性障害などの気分障害の研究と臨床に従事してきた著者が、直近5年間に書き綴ってきた小論、論考、書評、挨拶文などをエッセイ集としてまとめたものである。うつ病研究をリードし、日本うつ病学会前理事長を務めた著者によるうつ病論、また日本精神神経学会理事長として精神医学全体を見渡しての洞察に富む見解、同じ精神科医の友人や恩師へ贈る言葉、プロテスタント医師としての信仰と医学の両立の試みなどが紹介されている。好評をえた、同じ著者によるエッセイ集『思索と想いー精神医学の小径で』(慶應義塾大...
外科的矯正治療カラーアトラス
- 定価 5,280円(税率10%時の消費税相当額を含む)
口腔外科学手術の中で大きなウエイトを占め、口腔外科医として習得しておかねばならない技術の一つである外科的矯正治療について実際の手術時の症例写真を用い、経験から得られた注意点やコツを紹介。さらに、外科的矯正治療に特化した術前術後の患者管理を麻酔科医が執筆。術式から患者管理までわかりやすく記載され、「かゆいところに手が届く」実践的な一冊。 (さらに…)
痛みに悩んでいるあなたへ
- 定価 1,760円(税率10%時の消費税相当額を含む)
九州大学病院で年間約7,500件の手術とペインクリニックおよび緩和ケアに携わる麻酔科医が、痛みとは何か、痛みからどうすれば解放されるのかを分かりやすく解説します。痛みに苦しんだ著名人の例も引きながら、痛みを深く理解し、立ち向かうすべを教えます。 (さらに…)
患者さんと医療系学生のための臨床薬理学入門
- 〔絶 版〕
本書は、著者が医学部で講義している薬理学総論のエッセンスを、患者さんを含めて一般の読者にもわかるよう、わかりやすい文章で解説した薬理学の入門書である。タイトルを「薬理学入門」ではなく「臨床薬理学入門」としたのは、医療系学生が学ぶべき薬理学は臨床に直結するものでなければならない、という著者の考えによる。 本書は、チーム医療のメンバー全員を読者に想定した。現代医療はチーム医療であり、医療に関わる人たちが知識を共有しなければ薬物治療は成功しないからである。医療系学生諸君は、本格的な教科書をひもとく前に...
現代の歯性上顎洞炎[改訂第2版]
- 定価 4,070円(税率10%時の消費税相当額を含む)
歯性上顎洞炎は日常臨床でよく遭遇する古くからある疾患である。しかし診断と治療に関しては医科と歯科の間で必ずしもコンセンサスが得られておらず,治療法も異なっている。またその成因から病態さらに診断と治療について述べた成書は意外に少ない。医学と歯学の進歩に伴って歯性上顎洞炎の病態・診断・治療は,近年変化している。本書は著者の長年の臨床経験と病理組織学的見地から得られた現代の歯性上顎洞炎の病態・診断・治療について解説したものである。改訂第2版では特に歯性上顎洞炎の病態を改訂している。 (さらに&hell...
ダイオキシンと「内・外」環境
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
枯葉作戦,カネミ油症など人類が経験してきたダイオキシン汚染の歴史を振り返りつつ,著者の長年に渡るダイオキシン受容体研究に基づく知見からその毒性の機序を解説する。「3.11」以降あらわになった市民と科学者の隔絶についても,「大学・科学者」と「国・企業」の関係の変容により生じたものであるとして警鐘を鳴らす。科学者の責務として,高度な研究成果を専門家以外の読者にも届けるべく工夫を凝らした啓蒙書である。 (さらに…)