自然科学 医学・薬学

ヒトの一生の生理学

ヒトの一生の生理学

富田忠雄・長 琢朗・瓦林達比古
定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
私達が生まれ,発育し,成長し,次世代に遺伝子を伝え,次第に老化して死を迎える過程を出来るだけ生理学的な見地から述べている。遺伝子の情報をもとに,個体が発生してくる分子生物学的メカニズムから成人病関係の病態生理までを含んだ参考書的内容である。最近,各領域で専門化が進んでいて,他領域の知識が軽薄になって来ている傾向があるので,「ヒトの一生」について幅広く考えるのに役立てられることを期待している。 (さらに…)
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難病医療専門員による難病患者のための難病相談ガイドブック 改訂2版

難病医療専門員による難病患者のための難病相談ガイドブック 改訂2版

吉良潤一 編
定価 2,860円(税率10%時の消費税相当額を含む)
全国の難病患者のための医療相談に対応する難病医療専門員は資格,職種ともに多様であり,その活動内容,労働環境,雇用待遇も様々である。公的な難病医療専門員制度が導入されて10年以上が経過したが,難病医療専門員が経験を経て得たノウハウをマニュアル化したものが本書である。改訂2版では,2008年1月の初版刊行後に行われた,診療報酬制度などの社会制度や難病に関わる各種ガイドラインの改定を盛り込んだ。 (さらに…)
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ヘルス・コミュニケーション 改訂版

ヘルス・コミュニケーション 改訂版

ピーター・G. ノートハウス,ローレル・L. ノートハウス/萩原明人 訳
定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
 本書はHealth Communication, Strategies for Health Professionals, 第3版の全訳である。米国やわが国では,本書の初版および第2版の出版以来,医療は大きく変化してきた。初版が出版された1980年代の中頃,米国での医療に関する議論の多くは診断群別包括支払制度(DRG)や医療費抑制の方法に関するものだった。1990年代初頭以降は,DRGは当然のものとして受け入れられ,議論の中心は伸び続ける医療費の抑制策へと移っていった。米国政府によって新たにま...
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油症研究2

油症研究2

古江増隆・赤峰昭文・佐藤伸一・山田英之・吉村健清 編
定価 10,120円(税率10%時の消費税相当額を含む)
化学物質による環境汚染,なかでもダイオキシン類による環境汚染は人類の負の遺産としてしぱしぱ取り上げられる。油症は1968年に発生した高濃度のPCB類・ダイオキシン類による人体汚染である。あらゆる臓器に高濃度に蓄積したダイオキシン類は,様々な症状を発生させ,40年を経た現在でも血中で検出される。本書は2000年に『油症研究  30年の歩み  』を刊行して以後の10年間の最新の研究成果を収めたものである。 (さらに…)
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日本におけるトキソプラズマ症

日本におけるトキソプラズマ症

矢野明彦 編著
定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ペット(ネコ)のコンパニオンアニマル化,AIDS合併症,医原病(臓器移植,輸血,院内感染)などで注目されるトキソプラズマ症は,理解しにくく診断・治療方針に悩まされることが多い日和見感染症である。本書は,トキソプラズマ症研究の第一人者矢野明彦が,基礎研究と臨床現場の融合を目指し,特に臨床医向けに遺した総括的好編著であり,先天性および後天性トキソプラズマ症の豊富な症例を挙げ,病態に即した診断法・治療法・予防法を指南している。 (さらに…)
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高齢者医療ハンドブック

高齢者医療ハンドブック

時政孝行 編著
定価 1,760円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は高齢者が罹りやすい疾患を,脳卒中の基礎疾患と合併症という切り口からまとめたものである。脳卒中後を4つの病期(急性・亜急性期,回復期,維持期,在宅療養期)に分けた場合,主として回復期から維持期にかかわる病態生理や治療のポイントがわかる。「なぜこうなる?」「どうしてこうする?」など貴重な情報も満載。 (さらに…)
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住血吸虫症と宮入慶之助

住血吸虫症と宮入慶之助

宮入慶之助記念誌編纂委員会 編
定価 6,050円(税率10%時の消費税相当額を含む)
2003年は宮入慶之助が住血吸虫症の感染経路を解明して90年目に当たる。 本書は第一部で住血吸虫症研究にかかわった日本人学者20数名が研究史,宮入の業績,感染病理,ミヤイリガイ,日本における根絶,世界の感染現状,根絶の新技術などを分担執筆した。 第二部は宮入慶之助に焦点を当てた編年記,回想,エピソード,写真集である。かつてノーベル賞候補に推薦された宮入のインパクトと人物とをまとめて概観できる。 (さらに…)
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不安と葛藤

不安と葛藤

田代信維
定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,著者がこれまでに研究した「神経症の心理機制」の大集成である。神経症(不安障害と身体表現性障害)の中核症状とされる「不安」とは何かを多くの文献をもとに明らかにし,脳生理と認知心理学の研究を結びつけ,不安と葛藤を説明する「こころ」のモデル(精神機構モデル)を提唱した。このモデルから初診時に,既に神経症の病的心理が手にとるように見え,また神経症の亜型は,挫折した現実欲求の分布が異なることも明らかにされた。分析学派の心因とは異なる現実的な心の葛藤(心因)であり,この葛藤は現実欲求の充足で消え,ま...
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THE BLACK FLIES(DIPTERA: SIMULIIDAE)OF SULAWESI, MALUKU AND IRIAN JAYA

THE BLACK FLIES(DIPTERA: SIMULIIDAE)OF SULAWESI, MALUKU AND IRIAN JAYA

高岡宏行
定価 19,800円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,インドネシアのスラウェシ島,マルク諸島,イリアンジャヤ地域のブユを初めて系統分類学的にまとめたものである。各分布種の雌雄成虫,蛹,終齢幼虫の形態的特徴を線画とともに記載し,亜属および種の検索表も付す。 (さらに…)
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レーベンフックの手紙

レーベンフックの手紙

クリフォード・ドーベル/天児和暢 訳 
定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
17世紀に細菌を発見したレーベンフックが,ロンドン王立協会へ送った多数のオランダ語の手紙を,20世紀になってイギリスの原虫学者C.Dobellが英語に翻訳し,1932年に出版した。この本はその邦訳である。著者Dobellは,レーベンフックが使用した顕微鏡,観察法,住居など,彼の生涯についても詳細な研究をしており,それらの事もこの本に書かれているので,細菌研究者のみならず,歴史に関心のある一般の方々にも興味ある書物であろう。 (さらに…)
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学術図書刊行助成

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