環境投資と規制の経済分析
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
地球環境問題の解決のために必要不可欠である環境保全技術や汚染削減行動に焦点を当てつつ,さまざまな環境規制の下で企業の環境投資に対するインセンティブがどのように促進されるかという問題や環境政策の在り方を経済学の理論的枠組みを基に分析する。 (さらに…)

脂質膜の物理
- 定価 4,620円(税率10%時の消費税相当額を含む)
脂質膜の物理化学的研究に興味を持って学びたい読者のために,膜系に限らず力学的,化学的,電気的および統計熱力学的な基本的事項について実験と理論の両面から紹介した。脂質平面2分子膜の安定性の統計力学的解析,脂質膜と麻酔剤の相互作用,液膜の曲げ弾性エネルギーの基本的問題の解析,チューブ状ベシクルの形状転移,カップ状ベシクルの形状解析などの話題を通じて,基礎理論と実際の応用例を示した。 (さらに…)

連邦国家インドの財政改革の研究
- 定価 5,720円(税率10%時の消費税相当額を含む)
成長経済として注目を集めるインド経済は,財政改革が持続的成長の必須の課題である。本書は,連邦国家インドでの1990年代半ばから10年間の財政改革,財政赤字削減策を中軸とする中央―州政府間財源配分と消費課税改革の政策策定および展開過程を分権的財政システムの視点から実証的に分析し,持続的経済成長と貧困削減の政策課題を明らかにする。 (さらに…)

Regenerated Cellulose Fiber Industry
- 定価 11,000円(税率10%時の消費税相当額を含む)
19世紀後半のヨーロッパにおける再生セルロース繊維(最初の化学繊維)の発明,開発と工業化,および20世紀初頭における日本への化学繊維の技術移転と,その後1990年代に至るまでの技術・経営の発展を一次資料を駆使して系統的に解明した。19世紀末の世界の最先端技術の開発の経緯と,その技術を日本がどのようにマスターし,更に独自革新技術の開発・工業化し,成功したかを再生セルロース繊維を例として示す。 (さらに…)

複雑系とシステムリスク分析
- 定価 4,620円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書では,複雑系による解析手法を基礎として,システムリスク分析を行う方法論を展開している。内容は,エージェント理論,リスク構造・状態推定およびデータマイニングの3部に分かれ,分野としては,人工株式市場などの市場分析から,ネットワーク構造解析,株価時系列分析やクレジット審査システム構成などをカバーしている。 (さらに…)

都市を歩く
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「都市を歩く」「都市を読む」を合言葉に,西南学院大学国際文化学部教員17人の長年にわたる「遊歩者(フラヌール)」体験を結晶化。あてどなく都市を迷い歩き,廃墟のように退隠して無名なる場所に出会い,都市像の未来に向けて世界の,また日本の,過去の,また現在の都市のありかたを意識的に読むためのガイドブック。 (さらに…)

士族授産と経営
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
明治政府は秩禄処分で武士の常識と家禄を失った多数の失業士族を救済する方途として,士族授産事業の政策を展開することとなったが,この士族授産に関する経営史的研究書は現在のところ皆無であるといってよい。こうした学会の現状にあって,本書は,福岡の士族授産事例を対象に,士族授産経営の内部構造の実態分析,地域産業発達への役割,明治商法(会社法)への対応等を明らかにし,また,士族授産の失敗論=「士族の商法」論議の再検討に迫る足がかりを提供するものである。 (さらに…)

企業財務制度の構造と変容
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書では,現代企業が抱える諸問題を主として企業財務の側面から理論的・実証的に分析を行ってる。第一部「企業ガバナンスと制度」では企業のガバナンス及びそれに関連する制度,さらに企業を取り巻く利害関係者間の利害調整やリスク配分の問題をとりあげている。第二部「企業システムと企業再生」ではリストラクチャリングや企業再生の手法や現状に関する分析,第三部「企業ファイナンス」では資金調達に関する理論的・実証的な分析を行っている。 (さらに…)

労働の倫理
- 定価 2,750円(税率10%時の消費税相当額を含む)
『諸宗教の倫理学―その教理と実生活』シリーズは,テーマ別に世界の偉大な諸宗教を比較するものである。第1巻「性の倫理」,第3巻「健康の倫理」,第5巻「環境の倫理」,第4巻「所有と貧困の倫理」と刊行してきた本シリーズは,本書,第2巻「労働の倫理」で完結となる。 ベネディクト派の「祈りと労働」は,おそらく,西洋のキリスト教圏で,労働がどんなに重要な役割を演じてきたか,そして演じているかを,最も明瞭に告げ知らせている。イスラム教,仏教,ヒンドゥー教,そして儒教は人間の労働をどのように評価しているのだろ...

内生的経済成長論 2[第2版]
- 定価 6,160円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,経済学のうちで最も活気のある研究領域の1つである「内生的成長論」に関する優れた文献である。本書の意義は,既存の成長理論を内生的成長論との関連で位置づけ,一貫した体系にまとめあげ,さらに,実証結果との関連を重視し,真の意味の実証科学としての試みを志向している点である。今では,内生的成長論はマクロ経済学の領域に留まることなく,産業組織論,国際貿易論,開発経済学,イノベーション論,立地論,環境経済学,法と経済学等との関連を深化させ,さらにごく最近では,制度あるいは経済史,政治経済学との関連で...
