環境と人間
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
21世紀においては,危機的状況をもたらした環境問題を克服し,生態系を保全し持続型社会を形成していくために,環境学=環境科学を確立していくことが求められている。本書は環境学をめぐる国際交流を報告するとともに,多様な領域から成る環境学の現在の一端を紹介するが,多くの人々が本書に接し,環境問題の解決と新たな学の創造に関心を寄せていただくことを期待する。 (さらに…)
生命と環境の共鳴
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
生命活動には環境からの圧力が伴うが,種ではなく個体を中心とする人間に特有な仕方での対処は深刻な環境問題を招くに至った。自然や将来世代への責任の自覚が求められるが,具体的には,従来分離されてきた生命倫理と環境倫理の統合や,複雑系である環境に応じた知の組み換え,また柔軟な行政組織での対処等が考えられる。 (さらに…)
タイプフェイスとタイポグラフィ 〔改訂版〕
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、文字のはじまりから書体の変遷、活字やモダン・タイポグラフィの歴史をコンパクトに分かりやすく述べ、レタリングの実際的な考え方や書き方の要領を一冊にまとめたものである。デザイナーとしてレタリングやタイポグラフィを確かにしておこうと考えている人、レタリングをやってみようかなと考えている人には好適な手引書であり、デザインや建築関係の学校のテキストとしても適している。 (さらに…)
新千年紀のパラダイム[下巻]
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
アドミニストレーション(administration)は,所与の目的を実現するための集団的協働行動である。新千年紀は旧千年紀に劣らず,否それ以上に集団的協働行動としてのアドミニストレーションが重要性を増すであろう。アドミニストレーションが,新千年紀の死活の鍵を握っているといっても過言ではない。新千年紀における新パラダイムはアドミニストレーションである。 『新千年紀のパラダイム――アドミニストレーション――』と題する本書は,アドミニストレーションという新しいパラダイムで新しい千年紀の社会事象をと...
アジアの農業近代化を考える
- 定価 1,100円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書はアジア農業が市場競争原理のグローバル化によって自然依存型農業から資本依存型農業へと変質する農業近代化の過程を判りやすく紹介する。 「緑の革命」という技術変革を契機に展開する農業生産システムの近代化や農家生活の福祉向上を求めて展開する農産物流通システムの近代化,そしてその近代化がアジアの稲作農村共同体に及ぼす影響などを紹介する。 本書は最近のアジアの農業動向を知る上で最良の書である。 (さらに…)
新千年紀のパラダイム[上巻]
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
アドミニストレーション(administration)は,所与の目的を実現するための集団的協働行動である。新千年紀は旧千年紀に劣らず,否それ以上に集団的協働行動としてのアドミニストレーションが重要性を増すであろう。アドミニストレーションが,新千年紀の死活の鍵を握っているといっても過言ではない。新千年紀における新パラダイムはアドミニストレーションである。 『新千年紀のパラダイム――アドミニストレーション――』と題する本書は,アドミニストレーションという新しいパラダイムで新しい千年紀の...
マクロ経済分析
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
マクロ経済学や金融論に関心を持つ学生・院生を対象に,現代マクロ経済学の最新の話題を論じた。国際間労働移動や外国人労働者問題,貨幣と流動性の関係,経済成長と技術革新などマクロ経済諸問題を詳細に分析した。初学者にとっての読みやすさにも配慮している。 (さらに…)
ヨーロッパ中世世界の動態像
- 定価 10,340円(税率10%時の消費税相当額を含む)
西欧中世史研究の第一人者,九州大学名誉教授森本芳樹氏の古希記念として本書は編まれた。とはいえ単なるアンソロジーではない。氏が過去四半世紀をかけて続けてきた研究会のメンバーの手による本格的な研究書である。本書は「史料論」を核に据えつつ,新たな歴史像の再構築を目指すという共通認識のもと,史料自身のありようを同時代状況において見直すという第一部「史料論の世界」,史料の多元性・複合性に注意を払いつつ実証作業の奥行きの深さを問う第二部「史料と理論の対話」の二本柱で構成される。いずれも,中世初期から後期(一...
生命の倫理
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ヒトゲノム解読計画が完了し,本格的なゲノム科学の時代を迎えている今日、これまでの生命倫理学規範である権利概念の限界も含めて,生命倫理学の構造的見直しが求められていると思われる。本著はこの間,応用的レベルを中心に展開されてきた生命倫理学の展開をふまえて、原理的規範的検討を試みようとするものである。また、独、米、日本国の優生学の歴史的分析も加え、時代の政治的経済的動機によって翻弄されてきた生命倫理規範を見つめるものである。 (さらに…)
家族の起源〔増補版〕
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
エンゲルスの古典を現代民族学から検証し,その再構築を期す。共同体を視野に入れた著者独自の比較家族史学の成果。増補版では,アメリカの人類学者マーヴィン・ハリスの理論を参照し,「女子労働の発展と家父長制の止揚」の命題を掲げ,混乱せる現代家族の状況を分析する。 (さらに…)