社会科学 社会・民俗・風習

老いる経験の民族誌

老いる経験の民族誌

後藤晴子
定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
人は誰でも老いてゆく   。 本書は高齢化の進む沖縄離島の事例をもとに、歴史的・地域的文脈のなかで「老いる」という誰しもの経験を、文化人類学的な視点から考察することによって、高齢社会における新たな議論の糸口を提示しようとするものである。 本土とほとんど変わらない高齢者への認識がある一方で、沖縄独特の長寿文化や長幼の序、高齢女性の宗教的な高いステイタスは以前のそれとは変化しながら存在し、文化的な基盤は人びとの日常と深く関係している。近代医療だけでなく民間療法とも付き合いながら自らの身体的な衰えと向...
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家族社会学 [第3版]

家族社会学 [第3版]

木下謙治 監修/園井ゆり・浅利 宙 編
定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
戦後以降,日本において主要な家族形態として存続してきた,夫婦と未婚の子からなる核家族  いわゆる(20世紀型)近代家族  が今日,行きづまりをみせている。本書は,近代家族における家族機能上の問題と家族形態上の変化を多角的に分析すべく,2001年初版,2008年新版刊行の『家族社会学  基礎と応用  』に全面的な修正補完を加えたものである。従来の版と同様,基礎編と応用編の2部構成とし,基礎編では家族社会学が対象とする学問領域および学問的意義を,家族社会学の基礎理論に基づきながら平明に解説した。応用...
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アフリカの老人

アフリカの老人

田川 玄・慶田勝彦・花渕馨也 編
定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
アフリカでは人はいかに老いていくのか。アフリカをこよなく愛する文化人類学者たちが、 エチオピア、ケニア、マダガスカル、コモロ諸島、南アフリカの老人たちの多様な姿を長年にわたるフィールドワークにより描き出す比較民族誌。地球規模の高齢化が叫ばれるなかで、老いることの価値と目標を問い直す。各フィールドで撮影された老人たちや儀礼の写真を多数収録。 (さらに…)
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デモクラシーという作法

デモクラシーという作法

神原ゆうこ
定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
1989年に社会主義からの体制転換を経験し、現在はEU加盟国となっているスロヴァキア共和国では、2000年代以降、EUを基準とした地方自治や市民参加のルール作りが進められてきている。体制転換以降、デモクラシーという「作法」に自らを適応させながら行われてきた市民活動は、コミュニティ内のモラリティを活用しつつ、人々の政治的な価値観に静かな変容をもたらしてきた。本書は、そのような状況下における西部国境地域の村落におけるアソシエーション活動への参与観察と、人々へのライフヒストリーの聞き取りから得られたデ...
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事例研究の革新的方法[新装版] 

事例研究の革新的方法[新装版] 

大谷順子
定価 5,060円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書初版が刊行されたのは2006年、阪神大震災から11年後にして東日本大震災の起こる5年前のことである。しかし被災高齢者の孤独死や、復興住宅におけるコミュニティ構築の重要性など本書において取り扱われた問題は、東日本大震災の復興過程においてどれだけの解決が図られただろうか。質的データ分析ソフトを被災地神戸の高齢者研究に応用した本書は、被災高齢者の生活再建を考えるうえで今日なお貴重な知見を与えてくれる。 好評につき新装版で刊行。 (さらに…)
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人口減少・高齢化と生活環境[新装版]

人口減少・高齢化と生活環境[新装版]

堤 研二
定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日本各地の山間地域の実地調査により過疎地域の状況と地域の生活機能が衰退していく過程を分析するとともに,ニュータウンの衰退に見られるように大都市近郊でも確実に進行している人口減少・高齢化の問題を検討する。そしてこれら諸問題の解決の糸口としての「社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)」の可能性を考察する。地方創生論のさきがけ,新装版で登場。 (さらに…)
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暮らしの視点からの地方再生

暮らしの視点からの地方再生

徳野貞雄 監修,牧野厚史・松本貴文 編
定価 2,970円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「限界集落」「里山資本主義」「地方消滅」... 近年、地方の現状と将来を巡る議論が白熱している。しかし、旧来の枠組みを用いてマクロデータを分析する作業を繰り返していても、地域再生の現実的課題を解決する政策を提示することは出来ない。 本書では、食と農、結婚、家族、福祉、交通など地方の抱えている現状について、実際に農山村に暮らす人びとの声に耳を傾け、様々な問題の実態を報告するとともに、これら問題を超えた地方再生へ向けての可能性を訴えるものである。 (さらに…)
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後に続く女性たちへ

後に続く女性たちへ

秋枝蕭子 語り/森 邦昭・鈴木有美 編
定価 1,980円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、秋枝蕭子・福岡女子大学名誉教授の「後に続く女性たち」に向けたメッセージをお届けするものです。秋枝先生の語り口は、とてもソフトで気遣いにあふれていますが、同時に視点の鋭さと率直さが大きな特徴になっています。それはおそらく、秋枝先生が男女平等の実現をめざして、その先頭に立って数多くの経験を積んでこられた結果ではないかと思います。本書では、そのような秋枝先生の語り口を、可能なかぎり読者の皆様にお伝えしたいという思いで編集に当たりました。皆様が本書を読み進めていく中で、秋枝先生のお話を直にお聞き...
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総合知の地平

総合知の地平

熊本県立大学総合管理学会 編
定価 4,840円(税率10%時の消費税相当額を含む)
近年、少子高齢化やグローバル化、情報化の急速な進展に伴い、地域社会の抱える課題もますます複雑・多様化している。このような中、既存の学問分野の枠を超えた総合知としての学問はますますその重要性を増していると言ってよい。熊本県立大学総合管理学部は、創立以来20年に渡り、様々な角度から総合知を探究してきた。本書は、同学部20周年を記念し、これまでに行ってきた総合的教育・研究の成果を世に問うものである。 (さらに…)
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ファミリー・ソーシャルワークの理論と技法

ファミリー・ソーシャルワークの理論と技法

大下由美・小川全夫・加茂 陽 編
定価 4,620円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,人と社会が差異の相互循環過程で生成するという生成的社会論を支援論の基礎理論とし,体系的な差異の生成技法とその効果の測定法を示すことを通して,新たなファミリー・ソーシャルワーク・モデルを提唱するものである。児童・高齢者福祉,看護などの家族支援が重要視される諸分野において,洗練された実践とその効果測定法が示され,本モデルの有用性が明らかにされる。ソーシャルワーク関連の研究者・臨床家のみならず,家族支援に携わるすべての人々が,本書から新しい次元の実践的知識を得られるだろう。 (さらに&hell...
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学術図書刊行助成

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