自然科学
エネルギーの視点からみた放射線
- 定価 2,970円(税率10%時の消費税相当額を含む)
放射線に関しては、これまでにも様々な本が出版され、インターネットでも多くの情報を得ることが出来ます。しかし、これらは放射線が生物に与える、目に見える影響が主なテーマになっていて、目に見えにくい効果についてはあまり取り上げられていません。そこで本書では、放射線とはエネルギーを運ぶものであるという視点から、放射線がどのようにして様々な物質(無機物、有機物、生物)にエネルギーを与えるか、また、放射線の持つエネルギーの大きさによってエネルギーをやり取りする仕組みがどのように異なるのか、という点に焦点を当...
外科的矯正治療カラーアトラス
- 定価 5,280円(税率10%時の消費税相当額を含む)
口腔外科学手術の中で大きなウエイトを占め、口腔外科医として習得しておかねばならない技術の一つである外科的矯正治療について実際の手術時の症例写真を用い、経験から得られた注意点やコツを紹介。さらに、外科的矯正治療に特化した術前術後の患者管理を麻酔科医が執筆。術式から患者管理までわかりやすく記載され、「かゆいところに手が届く」実践的な一冊。 (さらに…)
痛みに悩んでいるあなたへ
- 定価 1,760円(税率10%時の消費税相当額を含む)
九州大学病院で年間約7,500件の手術とペインクリニックおよび緩和ケアに携わる麻酔科医が、痛みとは何か、痛みからどうすれば解放されるのかを分かりやすく解説します。痛みに苦しんだ著名人の例も引きながら、痛みを深く理解し、立ち向かうすべを教えます。 (さらに…)
幕末明治初期の洋式産業施設とグラバー商会
- 定価 5,940円(税率10%時の消費税相当額を含む)
幕末から明治初期に建設された産業施設は近代日本の曙をつげる遺産であり、「明治日本の産業革命遺産」として高く評価されている。では、このような産業施設は19世紀の中後期、イギリスが世界各地へ進出していた国際社会においてどのように評価できるのか。本書は、幕末明治初期の洋式産業施設における技術の移転について、イギリス商人グラバー商会の関与という視点から建築学的な考察をおこなったものである。研究の対象となる産業施設は、幕末の長崎居留地の茶再製場、奄美大島製糖工場、鹿児島紡績所、小菅修船場、大阪造幣寮の5つ...
患者さんと医療系学生のための臨床薬理学入門
- 〔絶 版〕
本書は、著者が医学部で講義している薬理学総論のエッセンスを、患者さんを含めて一般の読者にもわかるよう、わかりやすい文章で解説した薬理学の入門書である。タイトルを「薬理学入門」ではなく「臨床薬理学入門」としたのは、医療系学生が学ぶべき薬理学は臨床に直結するものでなければならない、という著者の考えによる。本書は、チーム医療のメンバー全員を読者に想定した。現代医療はチーム医療であり、医療に関わる人たちが知識を共有しなければ薬物治療は成功しないからである。医療系学生諸君は、本格的な教科書をひもとく前に本...
Architectural Study of the Temple of Messene at Ancient Messene
- 定価 24,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ギリシアのペロポネソス半島南部に紀元前4世紀に建設された古代都市メッセネでは,メッセネ考古学協会のテメリス教授率いる発掘隊により,1980年代から大規模な発掘が進められてきた。熊本大学の建築調査団は1994年から20年間,建築班として調査に参加し,これまで大きな成果を挙げてきた。この度,アゴラ(広場)のほぼ中央で発掘されたドリス式の紀元前4世紀末に建設されたメッセネ神殿を実測調査し,その出土遺構を研究,復元し,その特質を明らかにした。ドリス式神殿は古代ギリシア建築の中で最も重要な建築のひとつで,...
現代の歯性上顎洞炎[改訂第2版]
- 定価 4,070円(税率10%時の消費税相当額を含む)
歯性上顎洞炎は日常臨床でよく遭遇する古くからある疾患である。しかし診断と治療に関しては医科と歯科の間で必ずしもコンセンサスが得られておらず,治療法も異なっている。またその成因から病態さらに診断と治療について述べた成書は意外に少ない。医学と歯学の進歩に伴って歯性上顎洞炎の病態・診断・治療は,近年変化している。本書は著者の長年の臨床経験と病理組織学的見地から得られた現代の歯性上顎洞炎の病態・診断・治療について解説したものである。改訂第2版では特に歯性上顎洞炎の病態を改訂している。 (さらに&hell...
木質昆虫学序説
- 定価 8,800円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は従来、森林保護学(<林学)、果樹害虫学(<農学)、木材保存学(<林産学)、森林物質循環学(<生態学)というまったく異なる分野で別々に研究されてきた食材性昆虫、木質依存性昆虫の生物学を、これら4分野横断で論じ、新しい学問分野「木質昆虫学」を創設する、著者30有余年の研究の集大成である。扱う内容は木質と昆虫の関わりのすべてであり、これに該当する古今東西の重要な知見をほぼ網羅し、あらゆる視点を系統立てて紹介する。まず、木質と樹木に関する基本的なこと(生物学・化学・物理学)...
ダイオキシンと「内・外」環境
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
枯葉作戦,カネミ油症など人類が経験してきたダイオキシン汚染の歴史を振り返りつつ,著者の長年に渡るダイオキシン受容体研究に基づく知見からその毒性の機序を解説する。「3.11」以降あらわになった市民と科学者の隔絶についても,「大学・科学者」と「国・企業」の関係の変容により生じたものであるとして警鐘を鳴らす。科学者の責務として,高度な研究成果を専門家以外の読者にも届けるべく工夫を凝らした啓蒙書である。 (さらに…)
都市理解のワークショップ
- 定価 2,970円(税率10%時の消費税相当額を含む)
アーバンデザインをどのように教え、あるいは学ぶべきか。九州大学で新しく立ち上げた人間環境学という学際分野での実験的な都市理解のワークショップの試み。文系・理系入り乱れての「まちのフィールドワーク」から、商人の街と武士の町の二重構造が織りなす福岡市の現在と近代の痕跡を読み解く。商店街はこれからどう生き残るか。正解のない問題について、教員と学生そして町の人々のぶつかり合いが生んだ都市の記録。 (さらに…)