日本の酒蔵
- 定価 6,600円(税率10%時の消費税相当額を含む)
酒造り(日本酒)の生い立ちと酒造技術の変遷を述べるとともに,酒造り先進地の灘・伏見はもちろん九州から北海道まで全国の酒蔵の構造と建物配置および地域ごとの特徴を300点を超える豊富な図版(実測図,家相図,写真等)で解説する。日本の風土に根ざした酒造りの伝統を今日に伝える貴重な書。 (さらに…)
中国初期青銅器文化の研究
- 定価 6,820円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,九州大学考古学研究室と中国社会科学院考古研究所が行った共同研究の成果による。二里頭文化以前の中原や黄河下流域の初期青銅器のほとんどが,詳細な図面と写真で示されている。また,青銅器の始まりから商代に至る青銅器の変遷を鋳造技術の変化によって考察し,さらに青銅器生産遺構や精製土器の分析などを通じ,夏王朝から商王朝への移行期を総合的に復元した画期的な研究書である。 (さらに…)
生命・環境・ケア
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ケア概念の新しい解釈を機軸にして,生命と環境をめぐる倫理的諸問題を統一的に捉え,その構造と連関を読み解くとともに,安楽死やエンハンスメント問題等 に対処する,従来とは異なる視点も提示している。また,日本文化の基底にケア的なものを見出すことによって,本書は日本的な生命倫理の可能性を問うもので もある。 (さらに…)
自己決定論のゆくえ
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,800円)
自己決定概念は,患者の自律やインフォームド・コンセント,プライバシー概念等の基礎にあり,生命倫理において核となる重要な概念である。しかし,その歴 史的由来について,またその概念の意味するところについて,これまで本巻のように主題的に扱われることはほとんどなかった。ここでの諸論考は,「自己決定 権」や「自律」概念の理解にも大いに役立つはずである。 (さらに…)
これからのキャンパス・デザイン
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
高度情報化社会を迎え,世界中の大学が次世代に向けた変容を遂げようとしている。古くからアジアと日本の交流の接点であった福岡地域をアジアの拠点として再生し発展させたいという社会の要請に応えるため,九州大学は新キャンパスを構想し,整備を進めてきた。本書は,九州大学が多くの関係者とともに取り組んできたこれからの都市と大学キャンパスのデザインを示す書である。 (さらに…)
タイプフェイスとタイポグラフィ 〔改訂版〕
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、文字のはじまりから書体の変遷、活字やモダン・タイポグラフィの歴史をコンパクトに分かりやすく述べ、レタリングの実際的な考え方や書き方の要領を一冊にまとめたものである。デザイナーとしてレタリングやタイポグラフィを確かにしておこうと考えている人、レタリングをやってみようかなと考えている人には好適な手引書であり、デザインや建築関係の学校のテキストとしても適している。 (さらに…)
New Measurements and Observations of the Treasury of Massaliotes, the Doric Treasury and the Tholos in the Sanctuary of Athena Pronaia at Delphi
- 定価 20,900円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「デルフィの神託」でよく知られたデルフィのアテナ・プロナイア神域は,19世紀末にフランスの調査隊の発掘で5棟の建物が出土しており,ユネスコの世界遺産に登録された重要遺跡である。本書は,その神域の大理石造りの2棟の宝庫及びトロス(円形の神殿様の建物)を対象に行われた調査の報告書である。各建物の建築的現況について,詳細な測量と図面の作成,写真撮影を行い,設計や施工の技術に関する新たな視点から分析・考察を加えている。 (さらに…)