人文科学 哲学・思想

環境と人間

環境と人間

長崎大学環境科学部 編
定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
21世紀においては,危機的状況をもたらした環境問題を克服し,生態系を保全し持続型社会を形成していくために,環境学=環境科学を確立していくことが求められている。本書は環境学をめぐる国際交流を報告するとともに,多様な領域から成る環境学の現在の一端を紹介するが,多くの人々が本書に接し,環境問題の解決と新たな学の創造に関心を寄せていただくことを期待する。 (さらに…)
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生命と環境の共鳴

生命と環境の共鳴

高橋隆雄 編
定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
生命活動には環境からの圧力が伴うが,種ではなく個体を中心とする人間に特有な仕方での対処は深刻な環境問題を招くに至った。自然や将来世代への責任の自覚が求められるが,具体的には,従来分離されてきた生命倫理と環境倫理の統合や,複雑系である環境に応じた知の組み換え,また柔軟な行政組織での対処等が考えられる。 (さらに…)
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生命の倫理

生命の倫理

山崎喜代子 編
定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ヒトゲノム解読計画が完了し,本格的なゲノム科学の時代を迎えている今日、これまでの生命倫理学規範である権利概念の限界も含めて,生命倫理学の構造的見直しが求められていると思われる。本著はこの間,応用的レベルを中心に展開されてきた生命倫理学の展開をふまえて、原理的規範的検討を試みようとするものである。また、独、米、日本国の優生学の歴史的分析も加え、時代の政治的経済的動機によって翻弄されてきた生命倫理規範を見つめるものである。   (さらに…)
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ドイツ観念論との対決

ドイツ観念論との対決

黒積俊夫
定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ドイツ観念論(フィヒテ,シェリング,ヘーゲル,西田)と対決して,<超越論>・<形式的倫理学>から<内在論>・<実質的倫理学>へと従来のカント解釈を反転させる視点から,衰退しつつある現代の哲学・倫理学の再興の方途を提唱する。 (さらに…)
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人間文化基礎論

人間文化基礎論

稲垣良典
〔品 切〕(参考:本体価格 2,800円)
この書物は「文化の哲学」への序論として,出来る限り根元的・批判的に「文化とは何か」と問う試みである。かつてT.S.エリオットは「文化」という言葉が「一種の情緒的刺激剤あるいは麻酔剤」または文化の多様な要素のなかの一つを指す「一般名詞」としてのみ用いられていることを歎いたが,事情は今日でも変わっていない。本書がめざすのは,キリスト教的ヒューマニズムの光にてらして,様々の近代的な幻想や偏見に蔽われている人間文化の本質をつきとめることである。 (さらに…)
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よき死の作法

よき死の作法

高橋隆雄/田口宏昭 編
定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
人間の死は,死ぬ本人,家族や社会,また歴史や文化に関わる幾重にも積み重なる意味を担っており,「よき死」への願望と作法は歴史を通じて常に求められてきた。先の3冊の論集と同様に本書も共同研究の成果であり,多様な「死」の諸相をそれぞれの専門とする観点から論ずることで「死」の本質に迫ったものである。 (さらに…)
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内村鑑三のキリスト教思想

内村鑑三のキリスト教思想

李 慶 愛
定価 4,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
明治以降最大のキリスト者,内村鑑三(1861―1930年)は,近代日本の多くの歴史的出来事(不敬事件,帝国主義批判,非戦論等)に関わっているが,本書では,その背景を形成するキリスト教思想に考察の射程を限定し,その核心と展開を解明する。札幌での入信以来終生維持される宇宙論的神の概念と米国アマスト大学で初めて獲得された贖罪信仰(十字架のキリスト),この二つの中心思想がどのように交わり,内村の壮年期のキリスト教思想を形成しているか,さらに,この思想がどのようにして晩年の再臨思想(終末論)へと発展してい...
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ヒトの生命と人間の尊厳

ヒトの生命と人間の尊厳

高橋隆雄
定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
生殖医療・遺伝子改変等の広範な領域におけるキーコンセプトとしての「ヒト胚の道徳的地位」,種々の宣言等で使用されながら意味が曖昧な「人間の尊厳」を多角的に考察する。 (さらに…)
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ヴィルヘルム・ディルタイ

ヴィルヘルム・ディルタイ

鏑木政彦
定価 5,170円(税率10%時の消費税相当額を含む)
 「謎の老人」とよばれた19世紀ドイツの哲学者,ディルタイ。本書は,その思想の発展を初期から晩年に至るまで,哲学のみならず歴史学や心理学などを念頭において考察する。細分化する研究状況に抗して,ディルタイの全体像を描き,その時代に迫る。 (さらに…)
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フレーゲの論理哲学

フレーゲの論理哲学

田畑博敏
定価 6,820円(税率10%時の消費税相当額を含む)
 本書は「論理学は数学の青年時代であり,数学は論理学の壮年時代である」ということを実証しようとしたフレーゲの栄光と挫折を追跡し,この論理主義の主張が部分的に正しいことを,実際に論理学から算術を導出することによって確認する。   (さらに…)
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学術図書刊行助成

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