フレーゲの論理哲学
- 定価 6,820円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は「論理学は数学の青年時代であり,数学は論理学の壮年時代である」ということを実証しようとしたフレーゲの栄光と挫折を追跡し,この論理主義の主張が部分的に正しいことを,実際に論理学から算術を導出することによって確認する。 (さらに…)
フランス中世都市制度と都市住民
- 定価 6,380円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ヨーロッパ経済が成長局面から「危機」局面へと移行した13―15世紀,都市住民はどのように生き,そして困難を乗り越えたのか。シャンパーニュ地方の都市プロヴァンを舞台に,都市会計簿などの未刊行・刊行史料を用いて,都市行・財政制度の諸側面に迫る。 (さらに…)
中径間橋梁の動的耐震設計[改訂版]
- 定価 5,280円(税率10%時の消費税相当額を含む)
阪神大震災を契機に道路橋示方書が改訂され,複雑な地震時挙動をする橋梁に対しては動的耐震設計を行うことになった。それを受けて土木学会西部支部では研究委員会を発足させ,実務者の参考になりうる設計資料を作成すべく検討を行った。 本書は,その成果を橋梁の設計に携わる技術者や,耐震設計を学ぶ学生にも広く利用できるようにまとめたもので,コンクリート及び鋼製橋梁を対象に,非線形動的解析の手法,地震時挙動の特徴,耐震安全性の評価法,耐震補強の効果などを取り上げた。改訂版では初版で不十分であった考察に加筆し,最...
政策分析2001
- 定価 3,960円(税率10%時の消費税相当額を含む)
『政策分析2000』に続く政策評価研究会による研究成果の第2集。比較政策論の観点から,欧米各国・地域での政策動向を丹念に検証し,その政策的含意を明らかにすることによって,21世紀日本における政策的課題と政策形成のための新たな指針の獲得を目指す。 (さらに…)
技術革新と経済構造
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「企業の研究開発投資」,「新技術・新製品の普及」,「市場の構造」,「技術構造と経済構造」をキーワードとして,技術革新と経済構造に関する分析をミクロ経済学的視点とマクロ経済学的視点の両面より行う。 (さらに…)
ヘルダー 旅日記
- 定価 6,380円(税率10%時の消費税相当額を含む)
自伝的記述から文学,歴史,教育までも含む『旅日記』は著作家ヘルダーの核心を呈示しているのみならず,ヨーロッパ啓蒙主義という18世紀の大きな時代思潮の中を旅するドイツの知識人の姿を鮮明に伝えている。詳細な訳注,書簡,説教,詩など作品理解を深める資料も収めた『旅日記』の決定訳。 (さらに…)
モザイクのきらめき
- 定価 2,090円(税率10%時の消費税相当額を含む)
イタリア・ヴェネチアの南150kmにラヴェンナという町がある。一時期、西ローマ帝国の首都の役割を果たしたこのラヴェンナには、多くの教会堂が建設された。その教会堂の大部分には、モザイク・ガラスによる宗教的壁画が描かれ、現在でも完全に近い形で残されている。そのモザイク・ガラスによる調和のとれた美しさに、誰もが圧倒される。 本書は、まず、それら教会堂の空間的特徴を明らかにして、ついでその中に描かれたモザイクの特徴、さらにモザイクを製作した職人集団などを、ローマ帝国のマクロ的、ミクロ的史実によりながら...
The Twilight of the British Literary Ballad in the Eighteenth Century
- 定価 10,120円(税率10%時の消費税相当額を含む)
イギリスの口承物語歌「バラッド」は18世紀になって盛んに蒐集されるようになった。それとともに民族の遺産としてのバラッドの持つ魅力に多くの詩人たちが注目するようになり,「バラッド詩」と呼ばれる独特の模倣詩が生まれた。本書は,生成期の18世紀バラッド詩の模倣と逸脱をめぐるわが国最初の本格的な論考であり,Appendixに添えた 'Poets on the Ballad' は,今後のバラッド詩研究を支える重要な資料集である。 (さらに…)
中華人民共和国教育法に関する研究
- 定価 8,250円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,近年中国で制定された中華人民共和国教育法を対象として,現代中国の教育法規と教育法現象を解明した本格的な研究の書である。社会主義的教育法の変容を中心に現代の中国の教育法の法体系と法理論,そして教育社会の法現象の特徴を明らかとする。 (さらに…)
旧韓国〜朝鮮の日本人教員
- 〔品 切〕(参考:本体価格 7,500円)
日本人が旧韓国―植民地朝鮮の教育界を牛耳っていたことは事実であるが,日本人教員の具体的な人事や教育活動を総体として把握することは困難である。そこで本書では,便宜的な方法としてふたつの方向からの接近を試みた。彼ら日本人教員の出身県と出身校からのアプローチである。 第1部は,西日本各県(山口・福岡・佐賀・熊本・鹿児島・沖縄)出身者の動きを追跡したものである。 第2部は,戦前日本の高等師範学校4校と旧韓国―植民地朝鮮との関わりを追求したもので,第I部を県人会版とすれば,第II部は高師同窓会版である。 ...