社会科学
子どものワークショップと体験理解
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
全国各地で取り組まれている子どもたちとのワークショップ。実践者はどのようにワークショップの体験を理解することができるのか。幼児・児童が参加する絵画や映像の表現ワークショップを事例に、関与観察とエピソード記述の方法で、実感に根ざした感性的な視点から体験を捉え、その意味や価値を考察していくワークショップの研究方法を詳しく紹介。ワークショップにかかわり、ワークショップについて「書く」人たちのための一冊。 (さらに…)
Challenging Researches in Economic Sciences
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
広島修道大学経済科学部教員が中心となって取り組んできた,経済科学という新しい学問的立場から社会システムの諸問題の解決に取り組んだ研究成果。経済学,応用情報学,システム科学,数学など多岐に亘る研究分野から,新規の研究方法,理論や政策の提案を行う。 (さらに…)
コラボラキャンパスネットワーク
- 定価 1,980円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は北九州市立大学といくつかのNPO団体が協働して取り組んでいる、多世代交流や地域づくりに関する活動を紹介するものである。コラボラキャンパスネットワークでは、北九州市立大学のキャンパスを拠点として、子どもたちを中心にその保護者や地域の方々、学生たちが交流しながら継続的に活動を行っている。このことは多くの人たちが多様な価値観を認め合い、居心地の良い空間を作り出そうと努力してきた賜物であり、大学とそれぞれのNPO団体が対等の立場で話し合いながら協働事業をコーディネートしてきたからこそである。コラボ...
日中民事訴訟法比較研究
- 定価 9,900円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、中国民事訴訟法を、その歴史から現代の状況までを対象に、中国民訴法の専門家と日本民訴法の研究者が解説・分析する研究書である。特に本書は、2012年に改正された中国民事訴訟法を対象に、関連する法令や司法解釈も含め、立法の経緯から制度・運用・理論までを包括的に紹介する日本初の書籍である。研究者はもとより、増加する中国企業との渉外事件に直面する企業や法実務家等にとっても、チャイナリスクを回避するための必携の書となろう。なお、巻末には、2015年に公布された「最高人民法院の民事訴訟法適用に関する解...
森林親和運動としての木育
- 定価 5,720円(税率10%時の消費税相当額を含む)
産業構造の変化や木の代替物の出現などにより、木の持つ価値や森林の果たす役割の大切さへの関心が失われ、森林と日本人との関係がかつてないほど遠のいてしまった時代を経て、現在は木や森林が我々の生活にもたらす豊かさが再認識されつつある。本書はそんな時代背景のなか、先進地熊本で実践されている「木育」を紹介するものである。著者らは2007年に任意団体「熊本ものづくり塾」を設立し、さまざまな木育イベントを年間2万人に提供しているほか、木育を担う人材の養成講座を開催し、これまで1,600名余の木育推進員を輩出し...
老いる経験の民族誌
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
人は誰でも老いてゆく 。 本書は高齢化の進む沖縄離島の事例をもとに、歴史的・地域的文脈のなかで「老いる」という誰しもの経験を、文化人類学的な視点から考察することによって、高齢社会における新たな議論の糸口を提示しようとするものである。 本土とほとんど変わらない高齢者への認識がある一方で、沖縄独特の長寿文化や長幼の序、高齢女性の宗教的な高いステイタスは以前のそれとは変化しながら存在し、文化的な基盤は人びとの日常と深く関係している。近代医療だけでなく民間療法とも付き合いながら自らの身体的な衰えと向...
移民とドイツ社会をつなぐ教育支援
- 定価 4,620円(税率10%時の消費税相当額を含む)
異なる文化的背景を持つ他者にどのように向き合い、そして共に生きていくのか。本書は、多文化社会ドイツにおける移民家庭への教育支援を事例に、教育支援がいかに移民とドイツ社会をつなごうとしているのか、またつなぐ契機となっているのかに注目し、異文化間教育の視点から考察したものである。移民がもたらした多文化社会という現実に、異文化間教育学の理論、移民の統合に関わる政策、そして教育支援の実践はいかに向き合ってきたのか。ノルトライン・ヴェストファーレン州における地域移民支援機関(RAA)に注目し、文献研究とフ...
家族社会学 [第3版]
- 定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
戦後以降,日本において主要な家族形態として存続してきた,夫婦と未婚の子からなる核家族 いわゆる(20世紀型)近代家族 が今日,行きづまりをみせている。本書は,近代家族における家族機能上の問題と家族形態上の変化を多角的に分析すべく,2001年初版,2008年新版刊行の『家族社会学 基礎と応用 』に全面的な修正補完を加えたものである。従来の版と同様,基礎編と応用編の2部構成とし,基礎編では家族社会学が対象とする学問領域および学問的意義を,家族社会学の基礎理論に基づきながら平明に解説した。応用...
ディルタイから教育実践へ
- 定価 5,720円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ディルタイ(1833-1911)は、「あらゆる真の哲学の華と目標は、最も広い意味での教育学、人間の陶冶論である」「現代の批判的な立場での哲学者の最後の言葉は、教育学である。というのも、あらゆる思考は行為のためだからである」と考えていた。その彼の精神科学によれば、人間が何かを学習するというのは、「抵抗経験」を軸にして「生の範疇」を通り抜けていくような仕方で「生の自己分節化」を生じさせることではないかと考えられる。さらに彼の「体験=表現=理解」の解釈学的循環の構造は、アクティブラーニングの成立要件そ...
知の地平を越えて
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
長崎大学経済学部創立100周年を機に編まれた研究成果のまとめ。 経済と政策編、グローバル経済編、ファイナンス編、経営編の4部からなる。 (さらに…)