人文科学

環境と人間

環境と人間

長崎大学環境科学部 編
定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
21世紀においては,危機的状況をもたらした環境問題を克服し,生態系を保全し持続型社会を形成していくために,環境学=環境科学を確立していくことが求められている。本書は環境学をめぐる国際交流を報告するとともに,多様な領域から成る環境学の現在の一端を紹介するが,多くの人々が本書に接し,環境問題の解決と新たな学の創造に関心を寄せていただくことを期待する。 (さらに…)
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生命と環境の共鳴

生命と環境の共鳴

高橋隆雄 編
定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
生命活動には環境からの圧力が伴うが,種ではなく個体を中心とする人間に特有な仕方での対処は深刻な環境問題を招くに至った。自然や将来世代への責任の自覚が求められるが,具体的には,従来分離されてきた生命倫理と環境倫理の統合や,複雑系である環境に応じた知の組み換え,また柔軟な行政組織での対処等が考えられる。 (さらに…)
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タイプフェイスとタイポグラフィ 〔改訂版〕

タイプフェイスとタイポグラフィ 〔改訂版〕

白石和也・工藤 剛・河地知木
定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、文字のはじまりから書体の変遷、活字やモダン・タイポグラフィの歴史をコンパクトに分かりやすく述べ、レタリングの実際的な考え方や書き方の要領を一冊にまとめたものである。デザイナーとしてレタリングやタイポグラフィを確かにしておこうと考えている人、レタリングをやってみようかなと考えている人には好適な手引書であり、デザインや建築関係の学校のテキストとしても適している。 (さらに…)
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ヨーロッパ中世世界の動態像

ヨーロッパ中世世界の動態像

藤井美男・田北廣道 編著
定価 10,340円(税率10%時の消費税相当額を含む)
西欧中世史研究の第一人者,九州大学名誉教授森本芳樹氏の古希記念として本書は編まれた。とはいえ単なるアンソロジーではない。氏が過去四半世紀をかけて続けてきた研究会のメンバーの手による本格的な研究書である。本書は「史料論」を核に据えつつ,新たな歴史像の再構築を目指すという共通認識のもと,史料自身のありようを同時代状況において見直すという第一部「史料論の世界」,史料の多元性・複合性に注意を払いつつ実証作業の奥行きの深さを問う第二部「史料と理論の対話」の二本柱で構成される。いずれも,中世初期から後期(一...
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生命の倫理

生命の倫理

山崎喜代子 編
定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ヒトゲノム解読計画が完了し,本格的なゲノム科学の時代を迎えている今日、これまでの生命倫理学規範である権利概念の限界も含めて,生命倫理学の構造的見直しが求められていると思われる。本著はこの間,応用的レベルを中心に展開されてきた生命倫理学の展開をふまえて、原理的規範的検討を試みようとするものである。また、独、米、日本国の優生学の歴史的分析も加え、時代の政治的経済的動機によって翻弄されてきた生命倫理規範を見つめるものである。   (さらに…)
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九州弥生文化の特質

九州弥生文化の特質

中園 聡
定価 15,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
なぜ弥生時代は開始されたか,なぜ古墳文化は九州から興らなかったか......。九州全域・沖縄を主な対象として,東アジア的脈絡から弥生時代中期社会を解き明かす。認知考古学などの理論や新しい方法論を縦横に駆使して,土器・集落・墳墓を分析。斬新なモデルと解釈を提示する。独自の視点から弥生社会の実像に迫る意欲作。 (さらに…)
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日本文学の本質と運命

日本文学の本質と運命

マリア=ヘスス デ・プラダ=ヴィセンテ
定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は日本文学が外来と土着,歴史と神話の二極のあいだをゆらぎながら自己構造化を進める過程と規定し,その永遠の主題が原初から失われている神話の再構築にあると主張するものである。すなわち,「古事記」から川端文学まで同じ主題を追求するものであり,ゆらぐことで自らのアイデンティティを保ってきた文学だというのである。そのような文学の理解には失われた記憶の再構築としての精神分析理論が有効であり,それを活用して古歌や俳句,あるいは近代小説の分析を行う。日本文学の根源的問題を追求し,その人類的意義を定めようとし...
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文法化

文法化

P.J.ホッパー, E.C.トラウゴット/日野資成 訳
定価 6,600円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「文法化」に関するはじめての入門書の邦訳。文法化に伴う変化について,世界の多くの言語をもとに,意味論的・形態統語論的・音韻論的な視点から総合的に検討を重ねる。原著者の注に加えて訳者注を設け,読者への便宜を図った。 (さらに…)
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言語学からの眺望2003

言語学からの眺望2003

福岡言語学会 編
定価 3,960円(税率10%時の消費税相当額を含む)
総合的な言語研究を目指して,統語論,意味論・語用論,音韻論,形態論などの分野に関して,生成文法理論,認知言語学,日英対照研究など先端的かつ広範な分析法を含む24編の論文集。『言語学からの眺望』の続編として,福岡言語学研究会から発展した福岡言語学会による創立30周年記念論文集。   (さらに…)
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An Optimality Theoretic Approach to the C-system and its Cross-linguistic Variation

An Optimality Theoretic Approach to the C-system and its Cross-linguistic Variation

宗正佳啓
定価 8,360円(税率10%時の消費税相当額を含む)
Wh-移動は生成文法を枠組みとした研究の中心的関心事であり,その言語差異も普遍文法を構築する上で重要視されてきた。この本は,従来の分析では説明が困難とされた英語のwh-移動に付随する統語現象とその言語差異に焦点を当て,帰納的に導き出した制約を基に構築した文法モデルを枠組みとして,最適性理論の観点からその言語多様性に直接且つ統一的説明を与え,その文法モデルの妥当性を検証しつつ,それがいかなる形で普遍文法に関わってくるかを理論的・実証的に明らかにするものである。 (さらに…)
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学術図書刊行助成

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