社会科学
子ども社会学
- 定価 14,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「子ども社会学」はいま、大きな転換期を迎えている。かつて子どもは「未熟な大人」あるいは社会化される受動的存在として理解されてきた。しかし、近年では子どもを日常生活の相互作用のなかで独自の意味を生み出し、他者との関係を築きながら自己を形成していく能動的主体として捉える視座が定着してきている。従来の機能主義的社会化論への批判を踏まえ、子どもの主体性や意思、経験を重視するシンボリック相互作用論的社会化論への理論的転換が進んできたのである。 本書は、こうした理論的転換を架橋する文献として、子どもの社会化...
大学生になったらキャリアデザイン
- 定価 1,540円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、大学1年生の「何から始めればよいか」という不安に寄り添うキャリア教育の教科書です。異世界転生の比喩を手掛かりに、卒業後のVUCA時代(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の高い時代)に適応するための具体的な大学生活の過ごし方を示します。全五章で、つながり作りから自己理解、他者との対話による意味づけ、チームでの課題解決、将来の見通しまでを解説。経験学習、没入経験、越境学習を軸に、生成AIの活用も含め、留学やボランティア活動、就職活動に直結するインターンシップなど課外活動にも対応しています。各項...
Human Behaviors and Analytical Methods in Economic, Environmental and IT-related Contexts
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
情報科学等の現代的諸科学を大幅に取り入れ、コンピュータ等を用いて実際の社会・環境・経営等を含む経済現象を分析することを試みる学問として「経済科学」を定義し、その立場から社会システムの諸問題の解決に取り組む研究成果シリーズの第17集。 第1章:企業によるグリーンウォッシュ行為とそれに対する情報開示政策の効果に関する理論分析を行う。本章では、たとえ情報開示政策によってグリーンウォッシュが抑制されたとしても、それが必ずしも社会的に望ましい結果をもたらすとは限らないことを示す。すなわち情報の透明性を高め...
変化する東アジアの高等教育
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、グローバル化とデジタル化が加速するなかで、東アジアの大学が直面する国際化の動向と人材育成の課題・可能性を、実証研究と教育実践の両面から立体的に描き出すものである。留学、言語教育、職業教育という三つの柱を通じて、「誰が、どのような条件のもとで、どのように学び、成長しているのか」という問いに迫る。 第Ⅰ部「留学と国際教育」では、まず中国大陸の大学を985大学・211大学・一般大学という階層に分け、留学機会や留学先、学生の留学志向の違いを分析し、大学間での留学格差と「エリート留学」をめぐる神話...
植民地期台湾における女子青年団
- 定価 7,480円(税率10%時の消費税相当額を含む)
台湾は、1895年から1945年にかけて、日本の植民地とされた。本書では、日本植民地期台湾において、若い女性たちの教化を目的に組織された社会教育、すなわち処女会・女子青年団について、民族・ジェンダー・階層等の差異に着目して史資料をもとに分析し、帝国がどのように人々を包摂し、排除したのかを検討した。また、元団員にライフヒストリーの聞き取りを行い、植民地において彼女たちが意思を持つ主体として行動し、地域を変えていった様子を描いた。 本書の目的は、1. マクロな視点から台湾総督府が処女会・女子青年団の...
動態としての教育
- 定価 16,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、ドイツ人社会学者ニクラス・ルーマンの社会システム理論に依拠し、学校、家族、教育学など、教育という現象に関わる様々なシステム間関係の解明を試みるものである。ルーマンの理論に依拠することの意義は、主体の存在を想定しない彼の脱人間中心型世界観だけでなく、世界を様々なシステムの重なりとして捉えることで、世界にいかなる中心も想定しない多元的な現象把握が可能となる点である。ルーマンの社会システム理論から出発することで、あるものが他の様々なものと同時につながるような、重層的影響関係を見いだすことができ...
教師の権利保障と労働運動
- 定価 8,470円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、公立学校教員の労働条件および処遇改善の問題を、教員の「労働基本権の保障」の側面から再検討し、教員制度改革をめぐる今般の政策方向ならび方法論に一石を投じることを目的とするものである。その手掛かりとして、韓国の二大教員団体(労働組合である全国教職員労働組合と専門職団体である韓国教員団体総連合会)が行う「団体交渉」に着目し、それを支える法制度がいかに形成・制定され、展開してきたのか、その一連のプロセスを明らかにした。 教員の労働条件や労働環境の悪化は日本国内にとどまらず、世界に共通する課題であ...
ある助産婦の物語
- 定価 6,380円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、Laurel Thatcher Ulrichによって1990年にアメリカで出版された A MIDWIFE'S TALE: The Life of Martha Ballard, Based on Her Diary, 1785–1812 の翻訳書である。歴史学者ウルリッヒの代表作である原書は、1990年にバンクロフト賞、アメリカ歴史学会のジョン・H. ダニング賞、その年の最もすぐれた女性史研究に贈られるジョーン・ケリー賞を受賞したほか、翌1991年にはすぐれたアメリカ史の書籍に与えられる...
Modern Economic Sciences on Environment, Growth and Information
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は情報科学等の現代的諸科学を大幅に取り入れ、コンピュータ・シミュレーションの技法等を用いて実際の社会・環境・経営等を含む経済現象を分析することを試みる学問として「経済科学」を定義し、その立場から社会システムの諸問題の解決に取り組む研究成果シリーズの第16巻である。特に環境問題や経済成長といった今日的課題や、情報技術・数理の高度な課題について最新の研究成果がまとめられていることに本巻の特徴がある。 第1章:農地に関する業務を担当する横浜市職員の政策ネットワークを明らかにする。人口が最も多い市で...
総合管理学の現在地
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
新しい時代を切り開く学術研究および教育・社会的活動を行う学部として創立された熊本県立大学総合管理学部は、2024年度に創立30周年を迎えた。この30年、社会情勢には様々な「変化」「変容」がみられるが、総合管理学部の陣容も30年の年月を経て大きく様変わりした。組織体制の面では、専門分野に基軸を置きつつ学際的教育研究を充実させるため、2024年4月から専攻制(公共・情報・ビジネスの3専攻)がスタートした。本書は総合管理学部創立30周年にあたり、学際性・総合性(学問領域の横断と統合)と現実的課題の解決...










