自然科学工学

古代ローマ人の都市管理

古代ローマ人の都市管理

堀 賀貴 編
定価 1,800円(税別)
古代ローマ人にとっては、都市そのものが国家であり、都市は彼らにとって投資の対象でもあった。彼らは都市を建設しただけでなく、資産として管理したのである。後1世紀のローマは人口100万人を擁する帝国の首都であり、人類史上かつてないほどの過密都市であった。一方、現在のナポリ湾に面するポンペイは、人口1万人余りの豊かで美しい地方都市であったが、後79年にウェスウィウス火山の噴火によって消滅する。このとき、首都ローマで巨大な円形闘技場、すなわちコロッセウムの建設が進む一方で、この地方都市は後62年の大地震...
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古代ローマ人の危機管理

古代ローマ人の危機管理

堀 賀貴 編
定価 1,800円(税別)
「人類の歴史の中でもっとも平和な時代はいつか?」という問いに答えるのはとても難しい。時代だけでなく、場所も限定して考えなければならないが、前1世紀から後3世紀にかけて栄華を誇り、パクス・ロマーナと呼ばれる平和を実現した古代ローマ帝国は、その有力な候補と言えよう。本書では、その古代ローマ帝国の「平和な時代」を、「戦争のない時代」ではなく、「危機管理に成功した時代」であったと捉える。古代ローマの歴史家、ウェッレイウス・パテルクルスは、アウグストゥス帝が帝国の隅々までもたらした平和によって、人々は追い...
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現代語訳 石造アーチ設計法

現代語訳 石造アーチ設計法

松永 工・飯田耕一郎 著/草野健一郎・水田洋司・二宮公紀・今泉暁音 訳
定価 5,800円(税別)
本書は、コンクリートアーチが本邦に導入される以前のアーチ構造に用いられていた、石造アーチ設計の入門書(明治40年刊)を現代語に翻訳したものである。 原書は石造アーチ設計に必要な基礎知識の修得を目的に書かれ、石造アーチに関連する材料力学・構造力学や土質力学を中心とした、明治時期の海外文献・書籍・資料を翻訳し、石造アーチの設計技術者向けにその基礎的な理論が解説されている。 本書では、明治期の句読点のないカタカナ混じりの漢文体で書かれた原書を、現代の体系化された材料力学・構造力学・土質力学に則った専門...
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香港カトリック教会堂の建設

香港カトリック教会堂の建設

福島綾子
定価 7,800 円 (税別)
世俗化した近現代における「宗教」、「信仰」、「宗教建築」、そして「信徒」とは何か。この大きな問いに、本書は香港というひとつの事例の全容を提示しつつ、世界史的に位置づける。意外にも香港には、カトリック信者が多い。香港の信者数は、日本全体の信者総数よりも多い。この背景には、カトリック教会が社会的に担ってきた役割の大きさがある。イギリスは19世紀に香港を植民地とした後、カトリック教会に教育・福祉サービスを担わせた。この見返りというかたちで、多くのカトリック教会堂が政府助成を受けて建設されるようになった...
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鉱物資源問題と日本

鉱物資源問題と日本

志賀美英
定価 2,800 円 (税別)
世界は鉱物資源問題(枯渇問題・環境汚染問題・利害対立問題)をどう解決していくのか、その中で日本が果たすべき役割は何か。また、ほとんどの鉱物資源を輸入に依存する日本は、それらをどのように確保していけばよいのか。本書は日本に対し、問題解決のための6つの事業の実施を提案するものである。 ・南太平洋諸国の排他的経済水域で深海底鉱物資源の商業的生産を行う ・ボーキサイトやラテライトから鉄を回収する技術を開発し、その技術を  熱帯・亜熱帯の開発途上国に移転する ・環境ODAの実施を通じて日本企業の海外投資を...
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米国のブラウンフィールド再生

米国のブラウンフィールド再生

黒瀬武史
定価 7,800 円 (税別)
米国北東部・中西部の衰退工業地域(ラストベルト)では、1980年代から土壌汚染を抱えた工場跡地が遺棄され、深刻な都市問題となった。土壌汚染の存在が隘路となり「塩漬け」になった工場跡地は、「ブラウンフィールド」と呼ばれ、産業を失った工業都市の衰退を加速させた。そのため、ブラウンフィールドの再生は、1990年代以降の米国の主要な政策課題となり、現在に至るまで手厚い再生支援が展開されている。本書は、再生を支える政策と再生の現場である中小工業都市の取組を中心に、米国のブラウンフィールド再生の全容を描くも...
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幕末明治初期の洋式産業施設とグラバー商会

幕末明治初期の洋式産業施設とグラバー商会

水田 丞
定価 5,400 円 (税別)
幕末から明治初期に建設された産業施設は近代日本の曙をつげる遺産であり、「明治日本の産業革命遺産」として高く評価されている。では、このような産業施設は19世紀の中後期、イギリスが世界各地へ進出していた国際社会においてどのように評価できるのか。本書は、幕末明治初期の洋式産業施設における技術の移転について、イギリス商人グラバー商会の関与という視点から建築学的な考察をおこなったものである。研究の対象となる産業施設は、幕末の長崎居留地の茶再製場、奄美大島製糖工場、鹿児島紡績所、小菅修船場、大阪造幣寮の5つ...
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Architectural Study of the Temple of Messene at Ancient Messene

Architectural Study of the Temple of Messene at Ancient Messene

安井伸顕・伊藤重剛
定価 22,000 円 (税別)
ギリシアのペロポネソス半島南部に紀元前4世紀に建設された古代都市メッセネでは,メッセネ考古学協会のテメリス教授率いる発掘隊により,1980年代から大規模な発掘が進められてきた。熊本大学の建築調査団は1994年から20年間,建築班として調査に参加し,これまで大きな成果を挙げてきた。この度,アゴラ(広場)のほぼ中央で発掘されたドリス式の紀元前4世紀末に建設されたメッセネ神殿を実測調査し,その出土遺構を研究,復元し,その特質を明らかにした。ドリス式神殿は古代ギリシア建築の中で最も重要な建築のひとつで...
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都市理解のワークショップ

都市理解のワークショップ

九州大学大学院アーバンデザイン学コース 編
定価 2,700 円 (税別)
アーバンデザインをどのように教え、あるいは学ぶべきか。九州大学で新しく立ち上げた人間環境学という学際分野での実験的な都市理解のワークショップの試み。文系・理系入り乱れての「まちのフィールドワーク」から、商人の街と武士の町の二重構造が織りなす福岡市の現在と近代の痕跡を読み解く。商店街はこれからどう生き残るか。正解のない問題について、教員と学生そして町の人々のぶつかり合いが生んだ都市の記録。
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絆の環境設計

絆の環境設計

土居義岳 編
定価 1,800 円 (税別)
東日本大震災以降,国内では一時期 「絆」という言葉が流行り言葉のようにもてはやされた。1960年代におけるある種の近代文明の危機への反省から生まれた芸術工学と環境設計は,いかなる「絆」を求め,いかにして緑地や都市や建築といったフィジカルなものの整備を通してその「絆」をデザインし得るのか。被災者と復興ボランティアの絆,近世の天皇と町人の絆,建築家と施主・施設利用者の絆,作曲家と聴衆の絆,地域の教会と信徒の絆など,古今東西の思想や事例をもとに考える。本書は,九州大学芸術工学研究院の環境設計学科の教員...
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学術図書刊行助成

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