人文科学 文学
廷臣詩人 サー・フィリップ・シドニー
- 定価 6,160円(税率10%時の消費税相当額を含む)
エリザベス女王の宮廷にあって文武両道の華・理想の廷臣とされてきたシドニーの実像に迫り,その非神話化を試みる。エリザベス朝期の文学評論で定評のあるダンカン=ジョーンズ女史による斬新で画期的な評伝。 (さらに…)
トテル詩選集 歌とソネット 1557
- 定価 7,260円(税率10%時の消費税相当額を含む)
Edward Arberが出版したTottel's Miscellany(1870)の名称で知られるSONGES AND SONETTES(1557)『歌とソネット』は,出版以後よく読まれ,シェイクスピアもこの詩選集により英詩に初めて接したと言われる。英文学史上初めてソネットと無韻詩が発表され,詩の言語としての英語の自立が宣言されたことで不朽の名を残す。また,学者詩人ニコラス・グリモールドの詩が,再版では10篇に減らされ以後読まれなくなるが,初版では40篇が印刷されていることも重要である。 ト...
アキテーヌ公 ギヨーム九世
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
高い身分にありながら奔放に生き,非常に個性的であったといわれるアキテーヌ公ギヨーム九世。中世南仏文学の担い手であったトルバドゥール(吟遊詩人)の祖とされる彼は,それまでの女性観を変革し,女性を対等な人間として扱う新しい愛の理想を発見した先駆者でもあった。現存する11篇の詩作品とその解説,またその生涯や言語の分析を通し,その人物像を浮き彫りにする。 (さらに…)
セリーヌの道化的空間
- 定価 5,830円(税率10%時の消費税相当額を含む)
呪われた作家から自虐の道化師へ――本書は〈敗残の巨人〉セリーヌの作品を20世紀の傑出した道化文学として読み解く試みである。主要な長編小説のみならず,今なおタブー視されている激烈な反ユダヤ主義文書も射程に入れ,セリーヌの創作的想像力の本質に迫っている。単独著者によるセリーヌ研究書としては本邦初の出版である。 (さらに…)
バラードの競演
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
対象を直感的に,大づかみに受け止め,問題の本質を総体的に把握しようとするゲーテ。思弁の力を駆使して,問題の所在を論理的に解明しようとするシラー。異なる資質をもつ二人の巨人がそれぞれのポエジーを,詩歌の源泉としてのバラードの中で自在に展開する詩的宇宙。テキストの精密な読解に徹したユニークな論考。 (さらに…)
ジャン・パウル中短編集2
- 定価 9,350円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書はジャン・パウルの中短編から三編,キリスト教を背景に誕生した科学者のシニカルな奇矯な言動を語る『カッツェンベルガー博士の湯治旅行』(これは付録にテロ問題を論ずる『シャルロット・コルデについて』等を含む),それに恋愛に於ける言語表現と身体表現をテーマとする『伝記の楽しみ』,自我意識の生誕等を語る『自伝』を収めたものである。本書をもって訳者らが取り組んできたジャン・パウル主要作品の翻訳は完結し,この鋭い,辛辣な知性との対話を日本語で行うことが可能になった。 (さらに…)
スペンサー詩集
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
大作叙事詩『妖精の女王』で有名なエリザベス朝の詩人スペンサーは,多数の優れた短詩の作者でもある。スペンサーの小品の日本語訳を集大成した本書は,十二の月に合せた牧歌を収める『羊飼の暦』,当時の宮廷社会への痛烈な風刺「ハバード小母さんの話」,詩人自身の結婚を祝う愛のソネット集『アモレッティと祝婚歌』などの名作を網羅し,詳細な訳注と解説が添えられ,英文学の豊かな宝庫の貴重な一部を心ゆくまで味わえる。英文学研究者には絶対に見逃せない,必読の書。 (さらに…)
詩人の詩人 スペンサー
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
赤十字の騎士から白鳥の歌まで,詩人の中の詩人スペンサーの心と技法を我が国の文学愛好者に紹介するフレッシュな論考20篇。20年間の活動を伝えるユニークな会報も集録。協会の貢献を国際的に評価するA.C.ハミルトン教授の祝辞付き。『詩人の王 スペンサー』につぐ第2論集。 (さらに…)
愛と性の政治学
- 定価 2,860円(税率10%時の消費税相当額を含む)
愛と性を管理しようとする父権制という権力構造は,魔女・娼婦・じゃじゃ馬・天使・女神などの女のレッテルを生み出した。本書は,シェイクスピアの描いた男女・家族の愛と性が,いかに〈政治〉と関係しているかをジェンダーの視点から探り,21世紀に生きるシェイクスピアの女と男を描く。 (さらに…)
「青年の国」ドイツとトーマス・マン
- 定価 5,940円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,19世紀末ドイツに生成した「ドイツ青年運動」ならびに当時の思想書や政治的テクスト,また文学テクストを分析の対象とし,「男性同盟と同性愛」を縦軸に,「文学と政治」を横軸に据えて,「エロスと政治と文学」の特殊ドイツ的ありかたを解明しようとするものである。忘れられた思想家,ハンス・ブリューアーのほか,この時代のドイツにおける「エロスと文学と政治」のディスクルスが一身に交差する「青年神話」とトーマス・マンが俎上に載せられる。 (さらに…)